青い珊瑚礁/rinoneca-2/26サフィラン18ゲージニットプルオーバー [NVY/BLK]

平年より約20日早く梅雨明け宣言のあった近畿地方。

これからよそ見することなく一直線に盛夏に向かっていく訳ですが、毎年この時期になるとどうしても頻繁に聴きたくなってしまう曲が僕にはあります。

松田聖子さんの「青い珊瑚礁」です。

目の前に碧海が広がり、南の風を感じられるようなメロディーと恋を始めたくなるような歌詞に高校生の頃から毎年この時期にやみつきになっております。

ただここは僕の趣味部屋では無いので、音楽の話は一旦置いといて洋服の話をしたいところなのですが…

偶然（？）にも店頭に僕好みすぎて、1度着ると最初にお話した曲のサビ前の歌詞のように「あなたが好き」とついつい口ずさんでしまうような「青いニット」がございますので、紹介させていただきます。

こちらはrinonecaから出ているリネンのプルオーバーのニットです。

生地は1778年創業のフランス・サフィラン社が紡績するリネン地です。

社会の授業で耳にしたことがある杉田玄白らが解体新書を刊行した年に、はるばる遠く離れた地で生まれた最上級のフレンチリネンを使用しているわけでございます。

そういった糸を本来不可能とされていた18ゲージという目の細さに度を詰めて編み上げて、タフな質感のニットに仕上げられております。

もちろん天然繊維のニットなので表情の変化にもスポットを当てます。

1度目の洗濯時にリネンが水分を良く吸い、グッと目が詰まり縮みます。

また、生地も硬くなり、多少チクチク感も出てきます。

3回ほど着用と洗濯を繰り返すと、生地の硬さも無くなり、リネン特有のとろみと落ち感が出てきます。

また5回以上着用と洗いを繰り返すことでサイズも戻っていきます。

サイズの戻り方にも特徴があり、ジーンズのように着ている方の体型や動き方に沿った戻り方をしていき、育てることができます。

購入時には誰のクセも付いていない未完で白紙の状態。

天然繊維の中でも群を抜いて丈夫と言われる麻を使用しているため、長く寄り添っていける。

着用すればするほど、着ている方の生活スタイルが顕著に表れ、変化していく。

そして世界で1つだけのニットに仕上がる。

それはまるで自身の日記のようになり得る洋服でございます。

2/26 サフィラン18ゲージニットプルオーバー

rinoneca

（L(MEN)　Black/ブラック）

PRICE : ￥39,600

2 COLOR

2/26 サフィラン18ゲージニットプルオーバー

rinoneca

（L(MEN)　Marine/マリン）

PRICE : ￥39,600

2 COLOR

着用staff : 174cm/58kg
着用size : M

スタイリングですがHAVERSACKのストライプ柄のパンツを合わせております。

こちらは以前のブログでも他のスタッフが着用しておりますので、そちらをご覧下さい。

また、肩に巻いているシャツはアメリカの老舗ブランドGAMBERTのリネンのシャツです。

今回僕は肩に巻いたりニットの羽織りとして使っておりますが、リネンの長袖シャツの着方は90年代にヒットした某ドラマの中のトヨエツを参考にしてもらえればと思います。

GAMBERT
B.D SHIRTS LINEN SOLID

color : BLUE
size : 14H / 15 / 15H / 16
price : 19,800yen (tax in)

着用staff : 174cm/58kg
着用size : 15

袖をクシャっと捲り、太めのパンツとビーサンを合わせたスタイル。

「お前もこうやってシャツを着なさい」と母親に言われ、幾度となく参考にさせてもらいました。

話は脱線しましたが。

あまり聞き馴染みのない「育つニット」。

未完の状態から長年連れ添い、生活スタイルが反映され、やがて自身の日記のようになっていく洋服。

ブルーともう1色ブラックもご用意ございます。

是非店頭で長話させてください。

では、また！

Text by staff Omachi.

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