優しさと安心感

とても優しい表情のパンツです。どこか懐かしさを覚えるというか。店頭に並んでいると、気になってつい触ってしまうお客様が多い印象。僕も展示会で気になって、その場でオーダーをして来ました。

Willow Pants
"P-016"
Color : Blown
Size : 0/1/2
Price : 36,300yen (税込)

- 着用サイズ -
173cm/65kg (着用サイズ・1)

映画"Good Will Hunting"をテーマにしている今回のコレクション。ブランド自体10回目のコレクションということで、テーラードジャケットや今度ご紹介させて頂く特殊な加工のパンツなど、今までに無かったモデルがリリースされてます。そんな中で久々の登場となったP-016。取り扱ってから、当店でもかなりの頻度でセレクトしていました。

Willow Pantsはデザイナー本人がアメリカのワークブランドなどに影響を受けているので、巻き縫いで裾はタタキとなっているモデルが殆どですが、数少ないスラックス仕様となっている一本です。

リーバイスの名作であるアクションスラックスをベースに、もも周り、ヒップにゆとりを持たせた動きやすい作り。ただ、テーパードを効かせて、レングスも短めにしているスッキリとしたシルエットです。センタークリースは付くものの、タックは入らないので、かしこまりすぎないブランドらしいラフな仕上がりになっているのが他のブランドとは違うポイントですね。

これだな、と思った一番の決め手は生地。ウール主体でポリエステル混紡の温かみのある生地感。しかしながら、厚みは良い意味で無く、サラッと履ける快適さも兼ね備えています。色味にも奥行きがあって、これぞデッドストックにしか無いというようなルックスです。

"Good Will Hunting"だったら、ロビン・ウィリアムズが履いてそうなイメージ。優しいおっちゃんがテーラードジャケットやニットを気取らずに合わせてそう。若かりしマット・デイモンが履くのなら、ワークジャケットやスリフトで買ったような雑多な古着を着るんじゃ無いでしょうか。

映画と同様に優しさと安心感のあるパンツです。来シーズンではリリースされないモデルなので、この機会に是非手に取ってみて下さい。