いなたチェックと爽やかチェック

10月4日から発売させて頂いた3つの別注品が、僕達の想像を上回るスピードで様々な方の元へと旅立っていきました。有難う御座います。CAIROは残り数点。冬用に作ったのに早すぎた。Yonetomiのセーターブルゾンも。MANOUTILのPeti TresorはVioletがラス1。僕達が今欲しいと思うモノを制作し、お客様に共感して頂けるとやはり嬉しいものです。とはいえ、季節はまだ秋の入り口で、日中は秋と言って良いのかと思うほどに暑く、それでも夕方から夜にかけて、チラチラと顔を見せる秋が憎い。嬉しいんだけど、どうせなら一気に涼しくなってくれれば、もっと洋服を重ねて楽しめるのに。そんな今の時期に合わせてデリバリーしてくれるMAATEE&SONSはもっと憎い。

MAATEE&SONS
"Saint Gelman"
Color : Off Check/Blue Check
Size : 1/2/3
Price : 44,000yen (税込)

- 着用サイズ -
178cm/60kg (Size・2)

いなたチェックと爽やかチェックの2種類をセレクト。チャールズとかライアンとかエリザベスとかは皆さんご存知の形かと思いますが、今季の春夏から突如現れたのがこのサンジェルマン。いかにもフランスっぽい名前していて、ドレス感醸し出してきてますが、結構カジュアル。身幅、アーム共にマーティーのシャツ史上一番ゆとり持たせてるんじゃないですかね。形は何となくオマージュしながらのボックスで、スナップ式の隠しBD。BDだけど、少し違って、羽根えりがハネないように吸い付いた感じ。

いなたチェックは、生成り・薄ブラック・薄レッドの3色で構成。がっつりネルの感じではなく、微起毛した柔らかい生地感。爽やかチェックは、薄ブルーベースに、ブルー・ブラックで構成されていて、こっちはかなり軽やかな感じ。洗いざらしで着たら格好良さそう。

いなたチェックは、着込んでいくとじわじわ味が出てきそうで、古着チックなルックスだけど、それとは違った感じ。爽やかチェックは、清潔感あるけど少しの土っぽさも残ってて、アメリカを代表するシャツが有名なブランドの生地スワッチにありそうで無いこの絶妙な感じ。2種類とも本当に良い。ボタンはぷっくりとしていて可愛さも兼ね備えてますよ。パンツは選ばず、デニム・イージーパンツ・スラックスなんでもどうぞ。

こういった丁度良いシャツをこのタイミングで出してくるあたり、ほんと憎い。日中は半袖カット1枚で、肌寒くなってきたらパッと羽織る。もっと寒くなってきたら、少しゆとりあるアウターの中にサンドして欲しいサンジェルマン。