m's braque × Paraboot CHIMEY

初となるm’s braqueとParabootのコラボレーションシューズをご紹介させていただきます。

ベースとなるモデルはデッキシューズ型のCHIMEY(シメイ)。
サイドの飾りレースや履き口のクッションが特徴的な品番です。
フランス製で、もちろん底付けはノルウェージャン製法。

別注ポイントはいくつかありますがまずはレザーから。
インラインにはないホワイトとブラックのコンビカラーで、3種類のレザーを使用しています。
アッパーの甲の部分は毛足の短いブラックスウェードに。
モカ縫いの部分と履き口のパイピング、飾りレースはホワイトのスムースレザー。
それ以外のサイドやハネの部分はブラックでグレインレザー、シボ革となっております。

ソールもホワイトになっていますが、色だけでなくソール自体も変更されています。
インラインのCHIMEYでは、ゴツゴツとしたラグソール仕様の、AVIRIAZでも使用されているJANNU(ジャンヌ)ソールが使われています。
コラボレーションモデルではそれを、MICHAELやREIMSと同じMARCHE Ⅱ(マルシェ2)ソールに変更。
従来のCHIMEYはノルウェージャン製法のデッキシューズ型にラギッドソールと、アメリカ物のキャンプモカシンのような無骨な佇まいでしたが、ややすっきりとしたソールに変更することでより上品な、エスプリの効いたデザインとなっています。

細かいところですが、シューレースやアイレットも変更されています。
革のレースだったものを丸紐に変更。
ブラスカラーだったハトメはブラックになっています。
どちらも小さな変更点ですが、ワイルドなモカシン型からよりエレガントに、ファッショナブルな印象に貢献しています。

Parabootというと、MICHAELやCHAMBORDのようなぽってりとしたフォルムのイメージが強い方も多いと思いますが、今回ベースとなったCHIMEYはAVIGNONやWILLIAMと同じ194というラストを採用。
トゥがやや細く、ロングノーズ気味のスタイルになっています。

元々のモデル自体が、ややドレッシーなラストにデッキシューズ型、ラグソールをノルウェージャン製法で底付けと、ミックス感の強いアイテムでした。
それをレザーの種類や副資材に至るまで細かく調整することで、モノトーンの配色に合わせてスタイルのバランスをエレガントに寄せています。
そうして出来上がった別注品は海や山、ドレスシューズの枠も超えてモードな逸品が出来上がっています。