2025AWのテーマは” Naturalienkabinett“。
という聞き馴染みのない言葉ですが、それもそのはず。
18世紀に自然史の分野で用いられていた用語です。
自然現象を科学的に整理するにあたって、物事を天、地、水の3つのカテゴリーに分類し、それぞれにまつわる物品を収集、収蔵することを指します。
博物館の展示を想像していただけると分かりやすいかもしれません。
広義には自然のみならず、芸術や職人技によって生み出された傑作にまで及ぶので、好奇心を揺さぶる収集棚をもこの範疇に収まります。
今季のコレクションが博物館で撮られているのは、そういった背景からです。