ジャケットの裏地でお世話になることも多いキュプラ。
独特な滑り感があり、ドレープの美しい生地ですが、その原料はコットンリンターと呼ばれる綿の種の周りの産毛にあたる繊維です。
実は一般的に洋服用に使われる綿由来ではなく、綿実油を作る時の副産物として生じる素材。
近年ではサスティナブルと表現されることも多くなってきましたが、キュプラはまさに自然界でのサーキュラリティを備えた環境にもやさしい素材です。
というのも土壌においても海洋においても温暖な気候下では2ヶ月もすればほぼ跡形もないほどに生物分解されるからです。