世界で唯一、日本の奄美大島にしかない伝統工芸の”泥染め”。
今回は、そんな文化遺産的な製法で染め上げられた貴重なTシャツをご紹介させていただきます。
世界で唯一、日本の奄美大島にしかない伝統工芸の”泥染め”。
今回は、そんな文化遺産的な製法で染め上げられた貴重なTシャツをご紹介させていただきます。
大島紬でご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、泥染めによって染色された繊維は美しい茶褐色を呈します。
草木染めや藍染めなど他の天然染めとは一味違った深いトーンの色合いはまさに唯一無二と言い切ってしまってもよいでしょう。
そんな泥染め、いつ頃から行われていたのかは定かではありませんが、草木染めの着物を田んぼの水に浸していたら偶然にも黒色に染まっていたという話や置き忘れた衣類が、漆黒色に染まっていたなど偶然の出来事が泥染めの始まりになったとも言われています。
染め方が確立された現在では染料としてテーチ木という木材を用います。
木材を刻んで熱煎し、その煎液を抽出、一週間ほど熟成させることで染料として使用出来るようになります。
使用するテーチ木の部位によって染まり方が異なり、樹皮や小枝では赤みが少なく、幹材の場合は赤みの多い色合いになるようです。
しかしこの染料だけでは美しい色合いに染まらないのが興味深いところで、テーチ木から抽出した染料で染めた糸を、鉄分を多く含む泥田にじっくり浸すことでテーチ木染料に含まれるタンニン酸色素と鉄分が化学反応し、ようやく風合いある黒茶色に染まるのです。
今回ご紹介するFilmelangeのMILES-DRTDでは
このテーチ木染めを約20回に泥染め1回を1工程とし、
それを約4回(合計80回前後)繰り返すことで染め上げています。
しっかりと染料をムラなく浸透させて染め上げるには
気候、温度、湿度などの要因をうまく見極めて作業せねばならず熟練の職人にしか行えません。
こうした数多くの工程と伝統的な技術、蓄積されたノウハウにより
高度に発展した科学染料でも表現できない素敵な色に染めることが出来るのです。
当然ながら幾度も染色を繰り返すのに耐えうる生地でなければ製品としての魅力も半減してしまいます。
丈夫で柔らかい、そんな相反する性能を追求すべくFilmelangeでは厳選した超長綿を、独自の番手に紡績し、特殊な糸を生み出すことで実現してくれました。 そして丸編みの産地である和歌山の最上級のニッターに依頼し、特注の編み機で作り上げたのがこの天竺生地です。
超長綿の滑り感と、巧妙に調整された編み機による目の立ち方、度目の細かな調整が組み合ったことで、何十回染めを施してもなお最上の着心地を実現しています。
そしてコレクションの中でも貴重なタイダイなので、一点一点模様が異なります。
一点モノとしても楽しんでお選びいただけるかと思いますので、ぜひともご覧くださいませ。
Filmelange
MILES-DRTD
color : DORO TIE DYE
size : 4, 5
price : ¥26,400-(税込)
model-185cm/70kg(着用サイズ5)
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LOFTMANCOOP KYOTO
tel:075-212-5352
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