『 Hutte / Cabin 』
2025SSのテーマは” Hutte / Cabin “。
ドイツ語で小屋を意味する言葉ですが、コレクションに登場するキャビンは1930年代に貿易船の船長として名を馳せた方が実際に建てたものです。
オランダからドイツの北部、デンマークにかけて3カ国を跨いだワッデン海の離島にあるそんな小屋で、旅路で出会った品とともに余生を過ごした彼のライフスタイルは本質的な意味において豊かに映ります。
シーズンテーマが家でなく小屋なのは、あくまでも年中生活するための場所ではなく、考え事をしたり本を読んだり、一人になるために訪れる場所という意味合いが込められているからです。
大海を行き来し、束の間の安息を手に入れた彼にはそんな日々が次の旅路への原動力になっていたと考えられます。
忙しなく現代を生きる私たちに”立ち止まる”ことの大切さを思い起こさせるFRANK LEDERならではのコレクション。