国内外問わず、地名やそれに類するモニュメントには共通の意味合いが込められ、名付けられていることが多々あります。
お国柄を理解する上では、ある種重要なファクターで歴史や生活に綿密に関わっているそんな要素からインスピレーションし、コレクションを展開しているブランドが今回ご紹介するFRANK LEDERです。
とはいえ時代史の学術書のような近寄りがたい内容ではなく、あくまで俗衆的、あえて例えるなら民話に似た語り口で扉を開けてくれます。
国内外問わず、地名やそれに類するモニュメントには共通の意味合いが込められ、名付けられていることが多々あります。
お国柄を理解する上では、ある種重要なファクターで歴史や生活に綿密に関わっているそんな要素からインスピレーションし、コレクションを展開しているブランドが今回ご紹介するFRANK LEDERです。
とはいえ時代史の学術書のような近寄りがたい内容ではなく、あくまで俗衆的、あえて例えるなら民話に似た語り口で扉を開けてくれます。
2024春夏のテーマは"Bernburg/Saale"。
中世の街並みや佇まいが残る川の辺りの古都Bernburgから着想されたコレクションです。
まず馴染みのない地名ですが、海外サッカーをお好きな方ならヴォルフスブルクやハンブルクなどのチーム名で『burg』の部分は少しは馴染みあるかと思います。
ドイツ語で「城」や「城塞」を意味する単語で、例に漏れずBernburgもアンハルト・ベルンブルグ侯国時代に城館があった街です。
天災の少ないヨーロッパでは中世からの街並みがそのままの形で残っていることも多く、建物の建築様式や色使い、デザインまで情緒ある都市が散見されます。
そんな街を巡り、”過去と現在の建物の歴史やその意味を見出す旅”を主人公になった目線から紐解いた今季のコレクション。
物事の本質に触れながら学生時代に旅をするというコンセプトは戦後間もない50年代に流行したもので、その頃に生産されていた生地や色合わせを使い、参考文献的な価値観を織り交ぜて展開されたFRANK LEDERならではの世界を堪能していただけます。
今回ご紹介するのは、Striped Linen / Cottonの生地で継続品番として展開のあるOLD STYLE SHIRT。
細かい編み地ながらリネンの節の残る感覚と脱脂されたコットンの質感が新鮮な生地で、旧式の織り機だからこそ生み出せる味わい深さが魅力です。
素材自体にはあまりシーズンの垣根がないので、今回は膝下丈のショーツを合わせました。
天然繊維特有のマットな質感と、化学繊維が生み出す連続的なドレープ。相反する素材の特性をケンカさせずに取り入れるには少し気を遣う必要がありますが、FRANK LEDERの洋服はそんな違和感すら包み込んでくれます。
足元は奥行きを出すイメージで、シボ革のローファーを取り入れましたが、カンカン照りの夏日なら素足にレザーサンダルも心地良いかと思います。
繊細なチョークストライプに色ムラのあるヴィンテージのボタンが佇む職人気質な見た目は着用を重ねるにつれて自分色に馴染んでくるはずです。
シーズン毎にシャツを新調するのもファッションの醍醐味かもしれませんが、気に入った一枚を見つけてそれを欠かさず身につける。そんな楽しみ方をするのにふさわしい、そう思わせてくれる温もりのあるシャツです。
FRANK LEDER
Striped Linen / Cotton OLD STYLE SHIRT
color : 39 NAVY
size: S, M
price: ¥75,900-(税込)
model-181cm/62kg(着用サイズM)
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tel:075-212-5352
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