- R:LOG vol.3 -
理想のセーターを、BATONERと。
2025.10.16

気づけば10月も半ば。
朝晩の空気が少しずつ冷たくなってきて、ようやくニットが恋しくなる季節です。
昔からセーターが好きで、冬になると週のほとんどをニットで過ごしています。
押し入れの衣類ケースの2つ以上はセーターで埋まっていて、
「もう十分持ってる」と思いながらも、気づけばまた新しい1枚を手に取ってしまう。
そんな“セーター中毒者”の自分が、
いつか「理想の一枚を、自分の手で形にしてみたい」と思うようになりました。
そして今回、BATONERと一緒にその想いを形にしたのが、
「LOFTMAN別注 Mix Color Tweed Knit Blouson」です。
朝晩の空気が少しずつ冷たくなってきて、ようやくニットが恋しくなる季節です。
昔からセーターが好きで、冬になると週のほとんどをニットで過ごしています。
押し入れの衣類ケースの2つ以上はセーターで埋まっていて、
「もう十分持ってる」と思いながらも、気づけばまた新しい1枚を手に取ってしまう。
そんな“セーター中毒者”の自分が、
いつか「理想の一枚を、自分の手で形にしてみたい」と思うようになりました。
そして今回、BATONERと一緒にその想いを形にしたのが、
「LOFTMAN別注 Mix Color Tweed Knit Blouson」です。

当初は、ヨーロッパの伝統的なハンドメイドニットのような、
クラシックで温もりのある雰囲気をイメージしていました。
けれど、今回目指したかったのは、
その“ぬくもり”を残しながらも、もう少し軽やかで日常に馴染む一着。
ハンドメイドの魅力って、「全てが同じではない」ことだと思うんです。
糸の混ざり方や色の出方が少しずつ違って、そこに“味”が生まれる。
その“ばらつき”こそが、クラフトの証であり、
自然やアートのような美しさを感じさせてくれる部分だと思います。
日本のモノづくりは「同じものを正確に作る」ことにとても長けています。
でもその精度の中に、ほんの少し“人の手のゆらぎ”や“個性のある温度”を感じられたら、
それはすごく豊かなことだなと思っていて。
そんな思いから、クラシックなハンドメイドの感覚を受け継ぎつつ、
現代的な軽さと奥行きを両立させた“ミックスカラー”という方法にたどり着きました。
クラシックで温もりのある雰囲気をイメージしていました。
けれど、今回目指したかったのは、
その“ぬくもり”を残しながらも、もう少し軽やかで日常に馴染む一着。
ハンドメイドの魅力って、「全てが同じではない」ことだと思うんです。
糸の混ざり方や色の出方が少しずつ違って、そこに“味”が生まれる。
その“ばらつき”こそが、クラフトの証であり、
自然やアートのような美しさを感じさせてくれる部分だと思います。
日本のモノづくりは「同じものを正確に作る」ことにとても長けています。
でもその精度の中に、ほんの少し“人の手のゆらぎ”や“個性のある温度”を感じられたら、
それはすごく豊かなことだなと思っていて。
そんな思いから、クラシックなハンドメイドの感覚を受け継ぎつつ、
現代的な軽さと奥行きを両立させた“ミックスカラー”という方法にたどり着きました。


BATONERの工場があるのは、山形県寒河江(さがえ)。
冬には雪が深く降り積もる町で、古くからニットの産地として知られています。
その土地で、今もなお昔ながらの編み機と人の手を使いながら、
「高品質なものを、同じクオリティで、何度でも作る」ということを徹底しているのがBATONERです。
編み地を仕上げるまでの工程には、実に多くの人の手が関わっています。
編み機を管理する人、糸のテンションを調整する人、編み地を検査する人。
そして、仕上げで重要な“リンキング”――前身頃と後ろ身頃などのパーツを繋ぐために、手作業で機械にパーツの編み目をはめていきます。
この工程だけでも熟練の技術と集中力が必要で、1枚を仕上げるのに相当な時間がかかります。
もちろん、すべてを手作業に頼るのではなく、
細かな精度が求められる工程では機械の力も取り入れています。
“人の手の温かみ”と“日本的な正確さ”が、完璧なバランスで共存している。
それがBATONERの最大の魅力です。
実際、今回の別注でも何度もサンプルを作り直していただきました。
糸の配合を変えたり、色のバランスを調整したり。
「この赤をもう少し抑えたい」と伝えると、翌週には新しい編地が届く。
そのスピード感と正確さは、まさに職人技のチームワークでした。
今回の別注では、その精度の高さの上に、
あえて糸の組み合わせに“わずかなゆらぎ”を加えてもらいました。
その結果、1枚ごとに大きく色の見え方が異なる。
その差こそが、クラシックなハンドメイドの香りを感じさせる部分であり、
このニットにしかない“表情の深さ”を生み出しています。
こうして、職人さんの手仕事と精密な品質管理の両立から生まれたのが、
今回の「Mix Color Tweed Knit Blouson」です。
冬には雪が深く降り積もる町で、古くからニットの産地として知られています。
その土地で、今もなお昔ながらの編み機と人の手を使いながら、
「高品質なものを、同じクオリティで、何度でも作る」ということを徹底しているのがBATONERです。
編み地を仕上げるまでの工程には、実に多くの人の手が関わっています。
編み機を管理する人、糸のテンションを調整する人、編み地を検査する人。
そして、仕上げで重要な“リンキング”――前身頃と後ろ身頃などのパーツを繋ぐために、手作業で機械にパーツの編み目をはめていきます。
この工程だけでも熟練の技術と集中力が必要で、1枚を仕上げるのに相当な時間がかかります。
もちろん、すべてを手作業に頼るのではなく、
細かな精度が求められる工程では機械の力も取り入れています。
“人の手の温かみ”と“日本的な正確さ”が、完璧なバランスで共存している。
それがBATONERの最大の魅力です。
実際、今回の別注でも何度もサンプルを作り直していただきました。
糸の配合を変えたり、色のバランスを調整したり。
「この赤をもう少し抑えたい」と伝えると、翌週には新しい編地が届く。
そのスピード感と正確さは、まさに職人技のチームワークでした。
今回の別注では、その精度の高さの上に、
あえて糸の組み合わせに“わずかなゆらぎ”を加えてもらいました。
その結果、1枚ごとに大きく色の見え方が異なる。
その差こそが、クラシックなハンドメイドの香りを感じさせる部分であり、
このニットにしかない“表情の深さ”を生み出しています。
こうして、職人さんの手仕事と精密な品質管理の両立から生まれたのが、
今回の「Mix Color Tweed Knit Blouson」です。




BATONERを象徴する「Signature」シリーズは、
7本の糸を撚り合わせて1本の太い糸にしています。
この構造によって、編み地に立体感や耐久性が生まれるのですが、
通常の製品では、その7本のうち最大2色の糸を組み合わせることが多く、
繊細で均一な美しさが特徴です。
今回は、その確かな技術をベースに、
あえてより多色の糸を組み合わせる新しい表現に挑戦しました。
1本1本の糸にわずかな色差をつけ、
重なり合うことで“陰影”と“奥行き”を感じられるように設計しています。
光の当たり方や角度によって、見え方が微妙に変化する。
そんな“動きのある無地”のような編み地が、今回のこだわりです。
何度もやり取りを重ねて、糸の色を調整し、配合を微修正して、
ようやく完成したのがこの2色です。
Navy Mix:ネイビーやブラックをベースに、赤の差し色をほんのり。落ち着いていて上品。
Olive Mix:オリーブとチャコールブルーを中心に、柔らかく馴染む万能カラー。
どちらも、糸の色が複雑に重なり合い、
遠目でもわかるほど豊かな表情を持った仕上がりです。
同じ色番でも色の出方が変わるため、それぞれが一点ものとなっています。
ハンドメイドのニットのような温もりや、糸ごとに少しずつ異なる色の“ゆらぎ”が感じられ、
1枚1枚にしっかりと個性が宿っています。
光の角度や見る距離によって、印象が少しずつ変化していくのも面白いところ。
どちらのカラーも、クラフト感と上品さが絶妙に同居した、
まさに“遊び心のある大人のニット”に仕上がっています。
7本の糸を撚り合わせて1本の太い糸にしています。
この構造によって、編み地に立体感や耐久性が生まれるのですが、
通常の製品では、その7本のうち最大2色の糸を組み合わせることが多く、
繊細で均一な美しさが特徴です。
今回は、その確かな技術をベースに、
あえてより多色の糸を組み合わせる新しい表現に挑戦しました。
1本1本の糸にわずかな色差をつけ、
重なり合うことで“陰影”と“奥行き”を感じられるように設計しています。
光の当たり方や角度によって、見え方が微妙に変化する。
そんな“動きのある無地”のような編み地が、今回のこだわりです。
何度もやり取りを重ねて、糸の色を調整し、配合を微修正して、
ようやく完成したのがこの2色です。
Navy Mix:ネイビーやブラックをベースに、赤の差し色をほんのり。落ち着いていて上品。
Olive Mix:オリーブとチャコールブルーを中心に、柔らかく馴染む万能カラー。
どちらも、糸の色が複雑に重なり合い、
遠目でもわかるほど豊かな表情を持った仕上がりです。
同じ色番でも色の出方が変わるため、それぞれが一点ものとなっています。
ハンドメイドのニットのような温もりや、糸ごとに少しずつ異なる色の“ゆらぎ”が感じられ、
1枚1枚にしっかりと個性が宿っています。
光の角度や見る距離によって、印象が少しずつ変化していくのも面白いところ。
どちらのカラーも、クラフト感と上品さが絶妙に同居した、
まさに“遊び心のある大人のニット”に仕上がっています。




素材に採用したのは、BATONERの定番素材「Solid Wool」。
“チクチクしない”
“毛玉ができにくい”
“ダレない強度”
“キレイな編み目”
理想のミドルゲージニットを目指して独自に開発され、
今でもシーズンごとに細かな改良が続けられている、まさにBATONERを象徴する素材です。
今回は、その素材を使いながらも、
「春から秋までの3シーズンで着られるニット」をテーマに設計しました。
アウターとしても、室内での温度調節用としても使いやすいように、
ベースには「Men’s Signature Driver’s Knit」を採用しています。
ミックスカラーの糸を使うと、どうしても肩まわりの色の主張が強く出やすくなるため、
「Signature」シリーズの特徴でもあるラグランスリーブを、今回はセットインスリーブへ変更。
見た目をよりクリーンに整え、ミックスカラーの美しさが引き立つようにしました。
さらに、パーカーやネルシャツなど厚手のアイテムとも重ねやすいよう、
身幅とアームホールにはゆとりを持たせ、
裾と袖のリブを長めにすることでアウターライクな印象に。
着丈そのものは従来と変わりませんが、
リブの長さとテンションを調整することで、よりボックスシルエットに見えるよう仕上げています。
また、ジップをすべて閉めたときに腰位置でしっかりと止まるよう、
裾リブの強さをやや強めに設定。
首元のリブは、ジップを上まで上げたときに心地よく収まるように、
指一本分ほどのゆとりを持たせつつ、タートルネックのように自立する絶妙なバランスに整えました。
そして、定番から継承したダブルジップ仕様もポイントのひとつ。
上下どちらからでも開閉できるため、温度調整がしやすく、
着こなしに軽やかな動きを加えることができます。
下のジップを少し開けて腰位置に抜けをつくると、ブルゾンのようなリラックス感に。
逆に上を少し開けると、インナーのレイヤードを自然に見せられる。
機能的でありながら、スタイリングにも遊びを生むディテールです。
最後に、全体の印象をよりクラシックにまとめるため、
ジップにはくすんだ銅色を採用。
細部にまで“ぬくもり”を感じられるような、
パーツひとつひとつにも気持ちを込めた別注仕様です。
“チクチクしない”
“毛玉ができにくい”
“ダレない強度”
“キレイな編み目”
理想のミドルゲージニットを目指して独自に開発され、
今でもシーズンごとに細かな改良が続けられている、まさにBATONERを象徴する素材です。
今回は、その素材を使いながらも、
「春から秋までの3シーズンで着られるニット」をテーマに設計しました。
アウターとしても、室内での温度調節用としても使いやすいように、
ベースには「Men’s Signature Driver’s Knit」を採用しています。
ミックスカラーの糸を使うと、どうしても肩まわりの色の主張が強く出やすくなるため、
「Signature」シリーズの特徴でもあるラグランスリーブを、今回はセットインスリーブへ変更。
見た目をよりクリーンに整え、ミックスカラーの美しさが引き立つようにしました。
さらに、パーカーやネルシャツなど厚手のアイテムとも重ねやすいよう、
身幅とアームホールにはゆとりを持たせ、
裾と袖のリブを長めにすることでアウターライクな印象に。
着丈そのものは従来と変わりませんが、
リブの長さとテンションを調整することで、よりボックスシルエットに見えるよう仕上げています。
また、ジップをすべて閉めたときに腰位置でしっかりと止まるよう、
裾リブの強さをやや強めに設定。
首元のリブは、ジップを上まで上げたときに心地よく収まるように、
指一本分ほどのゆとりを持たせつつ、タートルネックのように自立する絶妙なバランスに整えました。
そして、定番から継承したダブルジップ仕様もポイントのひとつ。
上下どちらからでも開閉できるため、温度調整がしやすく、
着こなしに軽やかな動きを加えることができます。
下のジップを少し開けて腰位置に抜けをつくると、ブルゾンのようなリラックス感に。
逆に上を少し開けると、インナーのレイヤードを自然に見せられる。
機能的でありながら、スタイリングにも遊びを生むディテールです。
最後に、全体の印象をよりクラシックにまとめるため、
ジップにはくすんだ銅色を採用。
細部にまで“ぬくもり”を感じられるような、
パーツひとつひとつにも気持ちを込めた別注仕様です。






ニットブルゾンというと、どうしてもカジュアルな印象を持たれがちですが、
今回の別注は、素材そのものの表情を活かして、上品にもラフにも馴染むバランスに仕上げました。
撮影では、ロンドナーやパリジャン、ニューヨーカーが
さりげなくクラシックを取り入れるようなスタイルを意識しています。
職人の手で生まれたニットの質感を、そのまま日常に落とし込む。
そんな“自然体のクラフト”を楽しんでいただけたらと思います。
今回の別注は、素材そのものの表情を活かして、上品にもラフにも馴染むバランスに仕上げました。
撮影では、ロンドナーやパリジャン、ニューヨーカーが
さりげなくクラシックを取り入れるようなスタイルを意識しています。
職人の手で生まれたニットの質感を、そのまま日常に落とし込む。
そんな“自然体のクラフト”を楽しんでいただけたらと思います。











LOFTMAN別注 Mix Color Tweed Knit Blouson
Color: Navy Mix,Olive Mix
Size: 1,2,3
Price: ¥40,700- (tax in)
店頭販売期間 : 2025年10月18日(土) - 2025年10月26日(日)
オンライン発売日 : 2025年11月1日(土) -
何度も糸を見て、何度も編み地を触って、ようやく形になったこの一着。
モノづくりの現場に立ち会うたびに、改めて服の奥深さを感じます。
どんなふうに着ても、どんな季節でも、自分らしく馴染んでくれるニット。
ぜひ店頭で触れて、その表情の豊かさを感じてみてください。
服って、ただ“着る”だけじゃなく、“感じる”ものなんだと、改めて思いました。
それでは、また次のR:LOGでお会いしましょう。
Color: Navy Mix,Olive Mix
Size: 1,2,3
Price: ¥40,700- (tax in)
店頭販売期間 : 2025年10月18日(土) - 2025年10月26日(日)
オンライン発売日 : 2025年11月1日(土) -
何度も糸を見て、何度も編み地を触って、ようやく形になったこの一着。
モノづくりの現場に立ち会うたびに、改めて服の奥深さを感じます。
どんなふうに着ても、どんな季節でも、自分らしく馴染んでくれるニット。
ぜひ店頭で触れて、その表情の豊かさを感じてみてください。
服って、ただ“着る”だけじゃなく、“感じる”ものなんだと、改めて思いました。
それでは、また次のR:LOGでお会いしましょう。



ちなみに、今回の別注品を使用した他のスタイリング画像も
Instagram(@inosaurrrrrr) でも投稿しています。
もしよかったら、そちらも覗いてみてください。
また、店頭先行発売期間には、僕も店頭に立たせていただきます。
今回の別注品の裏話などをしながら、見ていただけたらなと思っていますので、ぜひお立ち寄りください。
[出勤店舗・出勤日]
LOFTMANCOOP KYOTO店【京都】10月18日(土) - 19日(日)
LOFTMANCOOP E-MA店 【大阪】10月25日(土)
LOFTMANCOOP UMEDA店【大阪】10月26日(日)
*撮影に使用したアイテムはすべてスタッフ私物を使用しています。
Instagram(@inosaurrrrrr) でも投稿しています。
もしよかったら、そちらも覗いてみてください。
また、店頭先行発売期間には、僕も店頭に立たせていただきます。
今回の別注品の裏話などをしながら、見ていただけたらなと思っていますので、ぜひお立ち寄りください。
[出勤店舗・出勤日]
LOFTMANCOOP KYOTO店【京都】10月18日(土) - 19日(日)
LOFTMANCOOP E-MA店 【大阪】10月25日(土)
LOFTMANCOOP UMEDA店【大阪】10月26日(日)
*撮影に使用したアイテムはすべてスタッフ私物を使用しています。