一人の青年の情熱がやがて世界をリードするダウンメーカーを生み出すとは誰も想像できなかったでしょう。
ブランドの始まりは1957年まで遡ります。
洋服屋のカッターとして働いていたサム・ティックは自分でデザインした服を世に出したいとカナダのトロントに移住。当時、倉庫だった建物を拠点に洋服作りをスタートさせました。
最高気温ですら氷点下を下回るような地域も多いカナダでも50年代では主力のアウターがウールのジャケットだった頃です。
彼のウェアメーカーでも当時はウールのベストやレインコート、ウィンタースポーツ用の洋服を手掛けていました。
やがてダウンを断熱材として用いる製品を販売するようになりますが、転機となったのはダウンを効率的に充填することのできる機械を開発したことにあります。
この技術を応用し、極寒地で活動する方に向けたアウターを立て続けに発表すると、南極はマクレード基地や世界最高峰エベレストなど極地での使用をも可能にしたアウターで絶大な信頼性を獲得しました。
現在でもダウン製品では頑なにMADE IN CANADAを守り抜き、最高品質のアイテムを生み出し続けています。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、CANADA GOOSEではサーマル・エクスペリエンス・インデックス(TEI)と呼ばれる独自の評価システムを開発・採用しています。これは第三者機関によるテストによって設定されており、このTEI指数は着用者の体感指数と暖かさに基づいた数値となっています。
5段階で数字が大きくなるほど、防寒性能が高いことを示します。













