BARBOUR WAY OF LIFE [Transport Stand Collar Wax Blouson]

BedaleとBeaufortのストレート、Patchwork Transportの変化球と来ましたら、僕からはもう1球外に逃げるような変化球を。

Transport Stand Collar Wax Blouson。

ただこれがかっこいいんです。

Transport Jacketをモダンにアップデートさせた品番。

Transportは1990年代に登場した比較的新しいモデルです。

店頭に立っていて、今一番人気のあるモデルなのかなと感じております。

コーチジャケットのようなコンパクトな着丈と、余裕の感じられるワイドなフィット感。

アップデートされたTransport Blousonは、ドッグイヤーカラーや襟のコーデュロイの切り替えなどイギリスらしさ、Barbourらしさを残しつつも、広く取られた身幅や袖幅からなるシルエットにどこかアメリカの匂いもしてくる。

袖幅も広いため、レギュラーフィットのジャケットやオーバーサイズなスウェットなども仕込みやすい。

また他のモデルと違い、裾にリブを効かせた仕様となっております。

広い身幅とは対照的なリブの締まり具合から生まれる他のモデルには持ち合わせてないシルエット。

BedaleやBeaufortの英国紳士らしさのあるスタイルももちろん好きなのですが、やはり僕みたいなアメリカ物が大好きな方にとってはどこか背筋が伸びすぎてしまう。

そんな方にオススメしたい、ヨーロッパ物には当然ですが、アメリカ物にも一番合うBarbourでございます。

Transport Stand Collar Wax Blouson

Barbour

（34(MEN)　GRN）

PRICE : ￥63,800

2 COLOR

Transport Stand Collar Wax Blouson

Barbour

（34(MEN)　BLK）

PRICE : ￥63,800

2 COLOR

着用staff : 174cm/58kg
着用size : 36

スタイリングも紹介していきます。

話は昔を辿りまして、世界が二度目の暗闇のなかに居た頃。

当時ドイツ占領下にあったフランスを取り戻すため、英米仏の連合国軍はフランス北部への上陸作戦を行うのです。

巨匠スピルバーグ監督の作品にもこれを基にしたお話がありまして、十数回見る程とてもお気に入りの作品です。

それに則り僕も英米仏をスタイリングに集合させます。

Barbourの中にはorSlowの40s TYPE1 Jacketを入れております。

1940年代のLevi'sのジャケットをモチーフとしており、何度も何度も着用と洗いを繰り返し生まれたような色味の名前は2 Year Wash。

また、僕が着用してるSizeは2ですが、Size3以上からはスプリットバックな本格仕様です。

春夏にアウターとして着ていたデニムジャケットも、秋冬ではデニムシャツとして中に仕込むのもいかがでしょうか。

Type1 40's Pleated Front Blouse Used Wash

orSlow

（1(MEN)　2 Year Wash/2イヤーウォッシュ）

PRICE : ￥53,900

1 COLOR

Type1 40's Pleated Front Blouse

orSlow

（2(MEN)　One Wash/ワンウォッシュ）

PRICE : ￥47,300

1 COLOR

着用staff : 174cm/58kg
着用size : 2

パンツはNigel cabournのコーデュロイパンツです。

生地は8ウェルのやや太畝コーデュロイであり、重厚な2重織となっております。

1930年代のフランスのワークパンツがモチーフでして、ベルトループはありますが、サスペンダーボタンやシンチバックが混在したり、片ポケであったりと、古いディテール満載なアイテムです。

また、本来コーデュロイには向いてない染色方法を施し、均一に染まらずムラが出てしまうことを逆手に取り、足を通す前からすでにヴィンテージのような迫力です。

French Work Pant - 8W Corduroy

Nigel Cabourn

（30(MEN)　Charcoal Grey/チャコールグレー）

PRICE : ￥52,800

2 COLOR

French Work Pant - 8W Corduroy

Nigel Cabourn

（30(MEN)　Dk Brown/ダークブラウン）

PRICE : ￥52,800

2 COLOR

着用staff : 174cm/58kg
着用size : 30

話は逸れますが、又吉さんが芥川賞を受賞した際の作品「火花」の中で、主人公の「僕」が

「コーデュロイパンツが好きなんですが、唯一ベージュのコーデュロイパンツが嫌いなんです。」

と彼の先輩に言うシーンがありますが、やはりこれはコーデュロイ特有の陰影がベージュだと分かりづらいからだと推測します。

一方、Nigel Cabournのコーデュロイは特別な染色方法から生まれるムラ感や陰影により、主人公の「僕」もきっと気に入るアイテムとなっております。

CROCKETT&JONES
BOSTON2

color : Dark Meleze Calf
size : 7H / 8H / 9
price : 121,000yen (tax in)

足元はイギリスから、私物のCrockett&Jonesでございます。

もちろん店頭にてご用意ございます。

2つのイギリスの老舗ブランドCrockett&JonesとBarbourを、日本製であり、フランスのビンテージをベースに作製されたアイテムですが、デザイナー自身イギリス出身であるブランドNigel cabournと合わせるスタイリングは背景的な面からも気に入っております。

冬を越した後、短めな着丈設定を活かして、ライトなシャツとのレイヤードスタイルもおすすめです。

BedaleやBeaufortなどとは一味違うシルエットを生み出すモデル。

2,3着目のBarbourをお探しの方や玄人な方へ。

もちろん初めてのBarbourを検討しておられる方へも。

ぜひ店頭で長話させてください。

では、また！

Text by staff Omachi.