BARBOUR WAY OF LIFE [PATCHWORK TRANSPORT]

Barbourの創業の地、サウスシールズはロンドンから北東に450kmほど行った北海に面した都市になります。

北海道よりもはるか北に位置するこの町では、古くから漁業が盛んで、漁師や湾岸労働者などの人口が多かったされていますが、ただでさえ天候不良になりがちなイギリスのしかも海岸沿いとあって水夫の労働環境がどれほど過酷だったかは想像に難くありません。

彼らのために脂を塗った布製レインコートを供給したのが、Barbourの歴史の始まりとなります。

今回はそんなBarbourの名作より、TRANSPORTをスタイリングを交えて、ご紹介させていただきます。

個人的に非常に注目しているモデルがこのPATCHWORK TRANSPORT。

コラボレーション品番を含めて今季の新作は豊作揃いなので、頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか？

Barbourといえば定番モデルがラインナップされているイメージですが、シーズンの品番こそ逃すと入手が困難になってしまいますので、要チェックです。

袖と見頃、ポケットのフラップまで、生地の色味を変えたパッチワーク仕様のオーバーサイズトランスポート。

パッチワーク柄は好きでもアイテムとしての迫力が強いものも多く、今まで挑戦しておりませんでしたがさすがはBarbour。４色使いでも同系色でまとめられているので、統一感とベーシックなモデルにはない高揚感を味わうことができます。

実はこのモデル、マウンテンバイクに乗る人向けにインスパイアされた形です。

スペイとビデイルの間をとったような着丈は、実は自転車に乗った時に干渉しない絶妙な丈感になっています。

ジャケットにひとクセがあるので、今回は統一感を持たせたスタイリングを組んでみました。

Barbour
PATCHWORK TRANSPORT

color : GREEN
size : 34, 36, 38, 40,42, 44
price : 60,500yen (tax in)

着用staff : 178cm/60kg
着用size : 40 (GREEN)

まず、トップスには今季CALEDOOR(カレドア)から展開されているガンジーセーターを。

伝統的なガンジーニットのディテールを継承しながら、現代のライフスタイルに合わせてアップデートしたロールネックセーター。

特徴的なロールネックデザインは1960～70年代のニットから着想を得たもの。

ガンジーニットといえばタイトな袖のラインがお好みの分かれる部分かと思いますが、このニットはリラックスしたシルエットへとアップデートされています。

ガーター編みによる立体感のある柄と裾口に配されたスリットがモダンな印象を演出しながらも、脇下にマチを入れることで、着脱を容易にし、実用的に仕上げられています。

素材にもとことんこだわっているのがCALEDOORの良さですよね。あまり馴染みないですがイングランドのペナイン山脈中部に位置するShepley Yarns社のマリオラメリノを使用し、Guernsey Woollensで編み上げられています。メリノウールの原産地であるスペインの生産者と提携して作られた糸で、ミュールジングを行わず動物にも環境に配慮した原毛を使用。意外にもGuernsey Woollensでは初のメリノウールを使用したニットアイテムのようです。