EVENT PAGE : NORIEI LEATHER SHOES ORDER FAIR
革の選定から裁断、グッドイヤー式による縫製から最後の整形までを一貫して行うことができる国内有数の靴工場、株式会社律栄(ノリエイ)。
今回開催するオーダーイベントに合わせて、メーカー様のご協力の元、実際にブランドの靴を製作される工場にお邪魔させて頂きました。
今回見学させていただいた製作過程は当店Instagramアカウントにて動画でもご覧いただけますので、そちらも合わせてぜひご覧下さいませ。
日本有数の皮革産業の盛んな街、姫路市。
古くから皮鞣しをするのにふさわしい穏やかな流水と広い河原があり、加えて西日本では多くの牛が飼育されていたこともあり、原料である牛皮の入手が容易であったとされています。
昭和40年に創業した株式会社律栄(ノリエイ)は、当初から現代にかけて国産のスニーカーや子供靴、婦人靴等、2010年にスタートされた自社ブランドNORIEIの他にも数多くのOEMを受けておられました。
半世紀にわたり、靴のジャンルを超えてMADE IN JAPANの品質の良さを発信し続ける律栄。
その強みはなんと言っても、靴をゼロから生産するために必要な全ての設備を有し、各工程においての熟練した職人がおられる点にございます。
今回はブランドを代表するレザー、UNFINISHED OILED CORDOVAN、素上げのコードヴァンと呼ばれる革を用いた靴の製作過程を見学させて頂きました。
別名革のダイヤモンドとも呼ばれ、非常に筋繊維の密な馬の臀部から取れるコードヴァンは馬によって層の大きさが異なり、捌いてみるまではどれくらいの大きさであるのかが不確定であったりと、希少性の高い部位として知られております。
前述したように希少で、且つ繊維が密が故硬さのある革に対し、職人はミリ単位の細い型取りの線上を沿って刃を通します。
アッパーの遂になるライニングレザーには通気性の良い馬革を採用しており、歩行の際に蒸れにくいと言ったブランドの配慮が感じられます。
独特な緊張感に包まれながら、針の穴を通すような繊細なカッティング作業から靴作りがスタートします。
先ほどパーツに分けてカッティングしたレザーを繋ぎ合わせ、少しずつ見えてくるNORIEIのカタチ。
ブランドオリジナルの木型に合わせ、後の工程で見えなくなる部分をペンチで引きながら革を吊り上げ、ハンマーで癖をつけます。
繊細で扱いの難しいイメージのあった素上げのコードヴァンレザー。
ですが職人の迫力ある力技にも余分な傷が一才付かない点を見ると、両者長い付き合いの中で培った信頼関係のようなものが伺えます。
特にヒール部のクッション性の高いレザーインソールを取り付け、機械により再度圧を加え形成した後、グッドイヤーのウェルトを取り付けます。
律栄はグッドイヤーでの靴作りを一貫して自社で完結させられる設備の整った日本有数の靴工場。
専用の機器は職人自身で整備、修理されております。
NORIEIの靴の歩行のしやすさ、その秘密の一つは、普段は見ることのないミッドソールに隠されていました。
従来革靴には中にコルクが敷かれており、歩行を重ね履きこむごとに自然と沈み、型が付き、着用者の足の形に合わせて馴染んでいきます。
大量生産に用いられるコルクシートをはめ込むと言ったことははせず、手作業でのりとコルクを混ぜ、一足一足隙間なくコルクを敷き詰めます。
事実NORIEIの靴は長時間履いていても本当に疲れにくく、ブランドの想いのように、密に詰め込まれたコルクが歩行者を支えているのだと感じました。
容器に使われていたラーメンばちは緊張感のある工場の中でも一際異彩を放っており、しかし試行の末辿り着いたこの形状が一番手にしっくりこられるそう。
普段我々が目にすることのない、繊細さと支える力を要する靴用のミシン。
硬いソールの重なった層を貫き留めるに当たり、ガッガッガッと大きな音を立て、気圧されるような迫力のある工程を経て、いよいよ仕上がりが想像できてきました。
アウトソールにヒールを取り付け、仕上げに研磨を重ね、完成。
NORIEIは靴の製作に加え、お修理も同じく、全てこちらの自社工場にて行っておられます。
長年付き添った靴も生まれた場所、職人の手に戻り、修理されて、また自分の足元に帰ってくる。
そう言った安心感のあるサイクルもブランドの魅力の一つです。
半世紀にわたり培われた技術と伝統的な手法によって製作される、快適な履き心地を持ったNORIEIブランドのレザーシューズ。
アウトソールにはブランドのロゴと、その下にはブランドのスローガンに当たるeternal mindsの刻印があります。
その変わらない思いを持ち続けるという意味で、すべての靴に “ETERNAL MINDS” の刻印を入れています。"
イベント期間中、店頭でぜひ直にNORIEIのレザーシューズを体感して頂ければと思います。
ご不明な点などございましたら、LOFTMAN1981までお問い合わせください。
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