薬草や香草、スパイスなどのスッと鼻の奥を突く香りと、淡い透き通った綺麗な緑色が特徴のハーブ系のリキュール、Absinthe(アブサン)。
平均70%とアルコール度数の高さから、かつての文豪や芸術家に多大なインスピレーションを与えたとか。
後にその依存性が危険視され一時期製造が規制されたと言う、別名"悪魔の酒"として知られております。
ハマる人はハマる、今回の百年定番はそんなお酒...ではなく、そんなお酒の名を冠したシャツ、MOJITOの"Absinthe Shirts"についてです。
程よくウエストがシェイプされたゆとりのあるボックスシルエット。
開放的で身体を締め付けないオープンカラーシャツは、デザイナー曰くタイドアップへのアンチテーゼ。
ブランドのインスピレーション源はアメリカ文学の父、ヘミングウェイのスタイルで、彼が晩年期に過ごしたキューバでの生活のほとんどは素肌にオープンカラーシャツを着ていたと言われております。
アブサンシャツは第一ボタンの開きが深く設計されており、首元に余白ができフロントを閉じた際も色気のあるVゾーンが特徴的。
肩肘を張らずに着れるリラックスしたオープンカラーは自分にとってもリアルな日常着として無くてはならない存在です。
アブサンシャツ24AWはジャズネップチェック。
生地全体にぽつぽつとした節(ネップ)が飛び出し混じってるのが特徴で、粗野でタフ、肉厚なネル生地です。
もう一色のグリーンとも迷いましたが、秋冬らしい温かみのある生地感に対して少し冷めて見えるドライなグレーをピックしました。
今回はマイブームの生成りのパンツに合わせてますが、カーキのチノやオリーブの軍パン、デニムと、ストレートなアメカジテイストもしっくりきます。
歳を重ねて渋みが出てきた頃合いには、そう言ったスタイルでも試したいですね。
ヘミングウェイよろしく、袖を捲って男らしく着るのもまた粋で、ロールしやすいようにとカフスにはステッチを配し、見えない内側には薄い芯を張っております。
MOJITOデザイナーの山下氏のように、はたまた当店バイヤー山本のように、ガシッとされた体格の良い方であればもちろんジャストがオススメです。
自分はMサイズで少しオーバーサイズ気味ですが、父親のようにぽっこりお腹が出てくる頃には肩を合わせた着方がしっくりくるんだろうなと思います。
長く着ていられる良いバランス。
ジャストのサイズがあるにも関わらず敢えてのオーバーサイズを選ばれる方も、心から背中を押させていただきます。
MOJITO
Absinthe Shirts Jazz Nep Check
color : GRY
size : S / M / L
price : 31,900yen (tax in)
着用staff : [170cm/54kg]
着用size : M
OUR LEGACY
MOUNT CARGO
color : Ecru Canal Stripe
size : 44 / 46
price : 75,900yen (tax in)
着用staff : [170cm/54kg]
着用size : 44
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ATON(06(MEN) Charcoal Gray/チャコールグレー)PRICE : ¥18,700
- 3 COLOR
着用staff : [170cm/54kg]
着用size : 02
クセのあるイメージの長袖のオープンカラーですが、かしこまる必要のない羽織ものはいくつになっても着ていられるリアルクローズだと感じます。
気付けばこれで3着目、久しぶりのアブサンシャツもやはり恐ろしい中毒性。
是非お試し下さいね。
Text by staff Naka.
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