ジャパンデニムシーンを引っ張ってきた老舗ブランドがWAREHOUSEの手により復活。
"DENIME"が創業当時に製造した代表的な66モデルとXXモデルを徹底再現した品番が到着しました。
生地は当時のレシピを参考にクラボウとの共同開発により実現したもので、当時と同じ米綿をリング紡績したムラ糸を専用色のインディゴをロープ染色、仕上げに草木染めを施すことで深みのあるDENIMEらしい色を再現。
またロープ染色前に行う精練も常温の水にすることで、染まる箇所は濃く中白(なかじろ)がしっかりと残るメリハリの強い経糸に。
力織機は旧式で知られるGL3織機を使用しているため、ムラ糸の特徴がそのままデニムに表れているのが特徴です。
DENIME by WAREHOUSE
220A OR L32 OFFSET XX MODEL
color IND
size 28 / 29 / 30 / 31 / 32 / 33
price 27,500yen (tax in)
着用staff : [177cm/60kg]
着用size : 32
もう一本はDENIMEの傑作をWAREHOUSEが復刻した、注目の66 MODEL。
DENIME by WAREHOUSE
224 (66MODEL) L32
color IND
size 29 / 30 / 31 / 32 / 33 / 34 / 36 / 38
price 25,300yen (tax in)
着用staff : [177cm/60kg]
着用size : 32
両モデル当店にてワンウォッシュ済み。
是非お試し下さいませ。
【DENIME by WAREHOUSE】
1980年代、まだジーンズにヴィンテージという言葉が耳慣れない時代。
1983年には広い幅のデニム織機の稼働が始まり、 その早さから 「革新織機」と呼ばれるほどに。
その結果、 ジーンズの脇にあった「セルビッチ」は消滅した。
一方で、ヨーロッパの自由な発想のジーンズが隆盛した反動もあり、 日本ではアメリカのオーセンティックなジーンズが見直されようとしていた。
そうした中、誕生したのが 「DENIME」 である。
セルビッチの消滅からわずか5年ほどで、日本においてセルビッチデニムを再現してみせたのだ。
綿花を育てるためには、肥沃な土壌が必要なように、 日本にはセルビッチデニムを作る環境がまだ残っていた。
「DENIME」 設立時のデザイナー林芳亨氏は著書「日本のジーパン」でこのように語っている。
「クラボウがデニムにする糸を紡績して、それをクラボウ経由で広島・福山の藍染の老舗、坂本デニムでインディゴ染めする。そこで「試色」というのを作ってもらい、織る前に糸につける糊もXXと同じようにカチカチにしてもらった。」
こうして最初の、 コシがあり、ザラつきの強いデニムは誕生した。
当時の現場の方々の試行錯誤と、 時代に逆行する作業への苦労は大変なものであったと考えられる。
WAREHOUSEの観点からいうと、創業当時 「DENIME」はヴィンテージジーンズの完全再現を目指していたのではない。
「ベーシックで、 長く穿くことで良い色落ちになる」、そのテーマを求めた結果、 目指すものがXXデニムであったわけである。
誤解を恐れずにいうと、当時の 「DENIME」のデニムは、 ヴィンテージデニムを超えていたのではないだろうか。
セルビッチデニムの生産がストップして5年、ほんの10年前には「ロクロク」すら作られていた時代である。
アメリカで作られたデニム生地を、より良いものにしてやろうという日本人の探究心は、 とてつもなく深い。
事実、当時のレシピを紐解くとヴィンテージデニムにはない細かい部分に様々な工夫がなされているのだ。
クラボウとの開発により 「DENIME」が最初に作ったデニムを再現するところから、 新生 「DENIME」は始まる。
組み立てはWAREHOUSE。
19世紀からのジーンズの変遷を探求し続ける我々が最も 「DENIME」 であると思う仕様で作り上げる。
シルエットも、最もベーシック、 いや最も 「DENIME」 であるシルエットで構築する。
「生地」「縫製」 「シルエット」 ジーンズの三権分立ともいえるこのバランスの重要性はブランドが変わっても同じ。
それでもその着眼点は全く違うものになる。
そう、ウエアハウスは 「DENIME」を「にっぽんのジーンズ」の原点として徹底再現するのだ。
「限りなきディテールの追求」を使命として・・・
WAREHOUSEがなぜ 「DENIME」 を?
その答えの確信は製品にあることをお約束する。
Text by WAREHOUSE.
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