ドイツ語圏の都市では語尾に「burg」と付く名称が多い。

海外サッカーをお好きな方ならヴォルフスブルクやハンブルクなどのチーム名で馴染みあるかと思いますが、「城」や「城塞」を意味する言葉で、例に漏れずBernburgもアンハルト・ベルンブルグ侯国時代に城館があった街。

天災の少ないヨーロッパでは、中世からの街並みがそのままの形で残っていることも多く、建物の建築様式や色使い、デザインまで情緒ある都市が散見される。

そんな街を巡り、”過去と現在の建物の歴史やその意味を見出す旅”を主人公になった目線から紐解いた今季のコレクション。

物事の本質に触れながら学生時代に旅をするというコンセプトは戦後の50年代に流行したもので、その頃に生産されていた生地や色合わせを使い、参考文献的な価値観を織り交ぜて展開されたFRANK LEDERならではの世界観を堪能していただけます。