BATONER[バトナー] 22AW ロフトマン別注 FLEECE WOOL ZIP UP BLOUSON 2022.11.12から発売します。

ニットが欲しい。クルーやタートルネック、ドライバーズとカーディガンいろんな形があるから悩ましい。初めてのニットはやっぱり王道のデザインから入るのが、まずは安パイ。既に持っていたらこだわりたくなるのは素材、色、別の種類の形など。ブランドもたくさんあるし、永く使えて、きちんと暖かいモノを見つけたい。だって、何より失敗が怖いから。

 

海外の格式が高いブランドにも憧れるけど、サイズ感がジャストすぎてしっくりこないこともある。ちょっと着たぐらいから出てくるこなれた雰囲気が欲しい。できれば最初から。緩いサイズを選ぼうとすると長くなってしまう裾と袖丈。あぁ、日本人離れしたスマートな骨格に憧れる。時々、そんな自分を想像してしまったり。骨格の壁が厚すぎる、洋服選びって本当に難しい。

 

でも、【BATONER】のニットはクラシックなデザインで永く楽しめそうって最初に感じました。着た直後から感じる良いバランス。S, M, Lっていうようなきちんとしたサイズ表記じゃなくて1, 2, 3っていう曖昧な感じもいい。

袖を通してみて、身体と心で感じる心地よさ。サイズをあげても日本人の体型についてきてくれる。数多くのブランドやアパレルメーカーの製品を手掛けてきたファクトリーっていう背景からも”実直なイメージ”が自然と頭に浮かぶ。なんか良いかもって思う。

 

皆さんにそんな素敵なニットを堪能してもらいたくて、イベントの準備をゆっくり進めてきました。そして様々な方の協力があって出来上がった別注アイテムもイベントに合わせて発売。このブログで詳細をご紹介します。

 

詳細の方は、下へスクロールしてもらった< OVERVIEW and SPEC >に。もう少しお付き合いいただけると幸いです。

 

 

 

< OVERVIEW and SPEC >

今回はインラインでもリリースされている”FLEECE WOOL BACKLOOP”の生地を採用しています。

この生地は15マイクロンのカシミヤと同等クラスの原料を紡績・編立・縮絨全ての工程でカシミヤと同じ工程を踏んで作成したされています。触ると非常に柔らかくカシミヤと錯覚してしまうほど心地よい風合いをしており、肌触りがとても滑らかで気持ちがいい生地なんです。

”BACKLOOP”というのは裏側がループ状に編まれた裏毛素材のことを指します。タオル地のようにループ状になっている裏地が素材の心地よさを後押ししてくれるんです。ただ保温性を高めるなら”裏起毛”が適していますが、冬場に感じる裏起毛ならではの”蒸れ”。生活の中で不快に感じることもしばしば、、。

帰宅した直後や部屋で厚着をしていた際に、裏起毛による十分な保温力により汗びっしょりになったことってあったりしませんか?脱いだ直後に手が湿るほど、スウェットの裏地が濡れていたことを何度か経験しています。

”ループ状(裏毛)”にすることで適度な保温性に加えて吸湿性もプラスされるので、ある程度は改善されるんじゃないかなあって思います。

 

昔からスポーツブランドが作成しているスウェット地を使用し、フロントにはスナップボタンを採用した脱ぎ着が楽なカーディガンのデザインになっているモノをベースにしています。そもそもそれ自体が、バーシティ―ジャケット(スタジャン)にかなり似ています。なので流行り廃りのないアイテムになっていると思うので、永く楽しんでいただけることを想像してもらえると嬉しいです。

 

そんな利便性が高いクラシックなスポーツウェアを街中の雰囲気に合わせて、冬に丁度良い機能性と見た目シックに落とし込むことができる生地”FLEECE WOOL BACKLOOP”を選びました。


厚すぎず薄すぎずの程よい厚みは、レイヤードするにもちょうど良くワンサイズあげてもらえたらインナーにスウェットが着れたりできるサイズレンジになっています。クラシックなデザインだからこそ、幅広くいろんな着方をしてもらいたいていう気持ちです。あーでもない、こーでもないって言いながら、店頭で自由な感覚でサイズ選べるようにお力添えできれば幸いです。
 

[BATONER/バトナー]

2013年、山形県寒河江市で誕生したニットウエアブランド・BATONER(バトナー)。

ニットの産地として知られる山形県で、様々なメゾンブランドやアパレルメーカーの製品を手掛けてきたファクトリー・奥山メリヤスのブランドとして立ち上がりました。
世に送り出されるニットウエアは、原料から製品に至るまですべての工程を高いクオリティで管理し、仕上げられています。
日本が世界に誇る技術と伝統、さらなる品質を追い求める意欲をもって、次の世代へと受け継がれるモノを作り続けていきます。

 

1951年に創業した奥山メリヤスは山形県寒河江市に位置します。
葉山、月山、大朝日岳といった名峰に囲まれ、澄みきった清流が近くを流れるそのエリアは、かつて羊毛の産出や紡績が盛んに行われていたニットの聖地としても知られています。
糸を紡ぎ出す紡績工場、その糸を染める染工場といった近隣の職人たちと綿密に連携することで高い品質を誇り、様々な製品を請け負ってきました。
先人が築き上げてきたクラフトマンシップを絶やさず、新しい価値を生み出しニットを通して様々なコトを繋いでいく役目を担っていきます。



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