おそらく初挑戦。普段は天然素材を中心にオーセンティックなデニムやレザーシューズを好む。あまり着ないジャンル、別注という刺激も合わさり今回特に気になったセットアップ。だからこそ、“いつもの組み合わせ”に思い切ってそのままスタイリング。悪くない、むしろ良い。肩肘張らず、ほどよいリラックス感あるムードと快適性をもたらしてくれる。天邪鬼な僕に久しぶりの新しいカテゴリー。新年の一品目に是非みなさま、“チャレンジ”いかがでしょうか？

経年変化するもの。真っ先に思い浮かんだのはレザーでした。今回の裏キーワードである“経年変化”からレザー専業ブランド、CCUのハーフコートタイプをチョイス。少し斜めの角度から共通項を見出し、スタイリングさせていただきました。S.B. Jacketとの相性ももちろん◎。もちろん現代の技術力へは敬意を払う。でもどこか懐古主義のようなところが僕にはあって、古き良き時代、限られた素材の中で真剣に製作された一着が醸し出す“やれた雰囲気(オーラ)”の力強さは圧倒的だ。

社会現象とまでなったトラックジャケット、トラックパンツ。それは“ファッションは自由だ。”と言わんばかり。 まさにファッションの醍醐味と言えるだろう。もちろん否定するつもりなんてさらさらない。 色や柄、素材を巧みに取り入れた10代、20代の煌びやかないわゆるジャージスタイル。 30代になった僕は、正直羨ましかったのかもしれない。今回の別注は、ちょっとしたそれらへのアンチテーゼ。 大人の方々に、是非ともおすすめさせていただきたいセットアップです。

"NEEDLES"。みなさまが思い描くカラーは何色でしょうか？僕は間違いなく、パープル。 今回、別注させていただいたニードルズスポーツウェアでもレーベル中において最も重要なカラーリングであることには違いないでしょう。ニードルズとニードルズスポーツウェア、切っても切り離せない密な関係性を築くからこそパープルのトップスは最優先事項でした。そして裏地や随所との相互リンクはスタイリングには必要不可欠。それもパープルを選択した理由の一つです。 さらには、ニードルズスポーツウェアであるにも関わらず、あえてコットンナイロンのオックスフォード生地が採用されているということで、ニットのドレープ感、レザーシューズの堅牢性とのミスマッチも意識。カジュアルアンドシック、この組み合わせでしか出来ない絶妙な塩梅を目指しました。