山形県は、一本の糸から衣類を作るニットの生産地です。1940年代頃から、国内、海外のアパレル、ファッション業界を支え続けています。県内には、紡績、染色、編立、縫製、整理加工、必要な生産工程を一貫して行える環境が整っています。

一説では、山形県はジンギスカンの発祥の地とも言われるほど、戦時中から羊の飼育が推奨されてきた歴史があり羊毛生産が盛んでした。当時は軍事産業として軍手の生産などをしていた跡地にニット工場が作られ、洋服やファッションの”モノづくり”は日本が世界に誇る技術と伝統となりました。

今回は、そんな多方面から注目を浴びるニットファクトリーの魅力を追求すべく、かねてよりお取引のある山形を代表する2社のファクトリーへ、スタッフ自ら足を運び取材させていただきました。