
brand :
関西を拠点とするバッグブランド<macromauro(マクロマウロ)>。
ブランド名に意味はなく、「在る」ことに意味がある。
コンセプト通り、その存在感は独特で好奇心が鷲掴みにされるものばかり。
丁寧に一つずつ手作業で製作されるアイテムたちは、
巧みな意匠やユニークな発想が随所に散りばめられています。

dear customer :
わたしたち LOFTMANCOOP ‘Ohana にとって、十数年にわたり店内の洋服たちにユーモアとアイデアを吹き込んでくれる存在、それが < macromauro> です。
類稀なる高揚感と唯一無二の信頼を寄せるブランドだからこそ、数々のマスターピースが生まれ、今や欠かすことのできない存在となっています。
まるでアートのように彩り豊かな作品や、日々のライフスタイルを豊かにしてくれるコレクションは、毎シーズン心待ちにしてしまう特別なもの。
そして今季、待ちに待った一品が届きました。
LOFTMANCOOP ‘Ohana 限定のスペシャルオーダーモデル。
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今回は“Key Case”と“Wallet”の2モデルをご用意しました。
ともに外装には表情豊かなシボが魅力のステアハイドを、内装には品格漂うキメ細やかなキップレザーを採用。
素材の上質さとデザインの妙を兼ね備えた特別な仕上がりです。
今回の特集ページでは、この2モデルを中心に、macromauroのアトリエにお邪魔して撮影を行いました。
ぜひこの機会に、ご覧くださいませ。
KEY CASE

Model : Special Key Case




- macromauro
- Special Key Case
- color_Black×Yellow / Black×Blue
- size_11cm×7.5cm×2cm(height×width×depth)
- price_23,100yen
WALLET

Model : Special Wallet




- macromauro
- Special Wallet
- color_Black×Yellow
- size_9cm×9.5cm×2.5cm(height×width×depth)
- price_24,200yen
interview :

Q1:ペイントシリーズで使う絵の具のカラーは、どのように決めているのでしょうか?制作に入る前に色を決めて描き始めるのか、それとも描きながら直感的に選んでいくのか、ぜひお聞かせください。
まず、最初は4色くらいに絞って始めて、一枚終わるごとに1色増やしていき、その中でも使う色、使わない色を決めるのはいざ色を落とすタイミングです。 基本的には直感で制作しますが、一度に複数枚作るので、前に制作したものと被らないように見ながら色を選択しています。
Q2:「秩序あるスラム街」というコンセプトにも通じる独特の色合いは、偶然のひらめきから生まれるのでしょうか?それとも必然の流れの中で形づくられていくものなのでしょうか。
経験からある程度どういう感じになるか予測はできますが、その時のインスピレーションに抵抗せずに動くようにしています。そうすると、想像していた範囲外の事が起きることが あるので、それが面白いところですね。
Q3:デザインのインスピレーション源は、ファッション以外のどんなものから来ていますか?例えば映画や音楽、建築や旅など、特に強く影響を受けているものがあれば伺いたいです。
今は革や生地のバッグ、サイフ等のアイテムを主に制作していますが、ガラス作品や陶芸、書、建築等創作されたもの全てに興味がありますし、 必要な技術は違いますが、自分にとっては同じだと思っています。 今は陶芸もしていまして、そこからのインスピレーションがバッグに影響されることもあります。


Q4:PR-yとのコラボシリーズのリュックやトートが大変人気でしたが、今後もPr-yやその他の団体とのコラボ予定はありますか?可能な範囲でお聞かせください。
PR-yとのコラボレーションはやまなみ工房にはまだまだ素晴らしい作家さんがおられますので、今後も続けていきたいと思っています。 それと、お名前はまだ公表できませんが、みんなが知っているあの方の作品をバッグにする予定はあります。
Q5:これまでに「使う人が予想外の方法で財布を楽しんでいた」というようなエピソードがあれば、ぜひご紹介ください。
財布ではないですが、カードケースをKAOSのテープ部分に挟んで使っていた方や、paintwallet longに現金で100万円入れていた方がおられて、そんなに入ることにこちらが驚きました(笑)
Q6:海外のユーザーから寄せられた反応の中で、「意外だった」と感じたことはありましたか?使い方や色の好みなど、印象に残っているエピソードがあれば伺いたいです。
ヨーロッパの数カ国で取り扱っていただいた時に感じたことですが、ペイントの色合いの捉え方が、日本人の感覚とは異なることに驚きました。
Q7:1つのペイント財布を作るのに、下描きから仕上げまで平均してどのくらいの時間をかけていますか?
paintwallet Pで、おおよそ4時間ほどでしょうか。


Q8:ハンドペイントシリーズを始めようと思ったきっかけや、製品化に至るまでの制作秘話があればぜひ教えてください。
もう20年前になりますが、当時は取引先は1軒だけでアルバイトをしながら制作していたのですが、自分が気にいる色の素材がなかったので、 暇な時に手元にあった素材で作ってみようと遊んでいたところ、偶然にできました。 最初は黄色の単色だったのですが、そこから派生していって色を足したらどうなるのかといった具合で広がっていきました。
Q9:実際の使いやすさという点では、どのような工夫をデザインに取り入れていますか?例えばポケットの配置や開閉方法など、特に意識している部分があれば伺いたいです。
まずデザインを考える時点では使い勝手は考慮していなくて、デザインとしてのバランスだったり、面白さに重点を置いています。 その次にできたイメージを形にするために型紙を切り、サンプルを作るのですが、一度使ってみて機能面をどう付与するかを考えます。
Q10:形を変えられるリュックのアイデアは、どんなきっかけや経験から生まれたのでしょうか?
まずデザインを考える時点では使い勝手は考慮していなくて、デザインとしてのバランスだったり、面白さに重点を置いています。 その次にできたイメージを形にするために型紙を切り、サンプルを作るのですが、一度使ってみて機能面をどう付与するかを考えます。

Q11:福本様が思う、これからのmacromauroについて伺いたいです。ブランドとしての方向性や、ご自身が挑戦してみたい表現・商品、イベント開催の構想などがあれば教えてください。
気づけばmacromauroを始めて20年が過ぎました。この間に何度も流行や情勢が変化して、そういうことにも影響を受けつつ試行錯誤しながら続けてきましたが、 世の中にないものを作りたいという思いは、ブランド立ち上げ当初から変わらずクリエイションの原動力になっています。今後もそれを軸に続けていきたいと思っています。 やりたいことは色々あります。ガラスにペイントしたサイドテーブル等の家具の制作や、漠然としていますが、今まで使ったことのない異素材で誰も見たことのないものを作りたいです。 あと、macromauroではなく個人として作陶もしているので、近いうちに陶芸家としても活動したいと思っています。