稲葉ブログ / 自宅訪問

実は先月の中旬より10日ほどお店を空けてバイヤー中西のヨーロッパ出張に同行してきました。

その中でいくつも面白い洋服や人に出会うことが出来たのですが、今回はそのひとつTENDER Co.のデザイナーWILLIAMのお宅にお邪魔したお話をしたいと思います。

 

 

 

日本からアポを取っていた日曜の早朝、WILLIAMの住むストラウトという町へ行くためパディントン駅まで向かう。

そして大きな電子ボードで予約した列車の予定を確認する。

ヨーロッパでは遅延や欠便などがよくある為だ。(実際、途中から合流する僕に会う前に中西はフライトが突如キャンセルになりデンマークの空港で6時間缶詰状態だったらしい。)

見ると数あるダイヤの中で僕らの予約した便のみキャンセルとなっていて本当にあるんだなと少し笑った。

でもせっかくWILLIAMのアトリエを実際に見れる機会などこのタイミングしかないと思い何としても行きたいと中西に言うと、前に1度行ったことのある中西の、「もう良いのでないか、他にもスケジュールはみっちり入っているのだし。」という目線が突き刺さった。

が、もちろん諦めずWILLIAMに連絡を取り急遽次の日改めて訪問できないかと食いさがった。

かなり急な申し出にOKをもらえた僕は俄然やる気になり、そのままチケットセンターに向かい明日朝一の電車のチケットを買った。

 

 

 

 

 

 

 

次の日の朝、昨日のこともあり一抹の不安を抱えながら再度パディントン駅に向かうと流石に今日は動いていた。

安堵して電車に乗り込みいざ2時間かけてストラウトへ。

ロンドンを出て30分もすると風景はかなりのどかになっていく。

見慣れない風景と言うものは飽きないもので2時間は意外とすぐに過ぎ、無事到着。

事前に付く時間を連絡していた為、改札のない駅だったので、WILLIAMがホームまで迎えに来てくれた。

久しぶりと挨拶を交わしさっそく自宅までドライブ。

わずか5分で到着。

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

絵葉書のような家々が並ぶ中の一つが彼の自宅。

中に案内してもらうと大きなリビングには彼の趣味で集めているというストラウトの職人が作る陶器がずらりと並んでいる。

「コーヒー飲む?」と聞かれたので「ありがとう。」と言うと少し壊れているらしいエスプレッソマシーンでエスプレッソを入れてくれて、自身で育てていると言う菌を使ったパンを出してくれた。

コーヒーは確かにマシーンが少し壊れている感のある味がしてWILLIAMも苦笑いしていたがパンは本当に美味しかった。

やるね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらく談笑した後自宅の庭を超えたところにあるアトリエへ。

そのアトリエがWILLIAMのクリエーションの場所であり、またWILLIAM自身が過去の数々のアーカイブとそれにさらに加工を加えたこの場所にしかないワンオフのスペシャルピースを展開しているTENDERSTOREのスペースでもある。

中に入るとストックや生地のサンプルなどがずらりと収納されている。

端から端までじっくり見たいところだがWILLIAMが早速次の春の新しいデザインの事や面白い生地が出来たんだという話をしてくれて、すぐにそちらに夢中になった。

気が付けば1時間以上経っていた。

そして実はこの日WILLIAMは近くの学校に子供を迎えに行かなければいけないらしくリミットが迫っていた。

時間はないのだがせっかく来たので、過去のコレクションや今までのコレクションをほぼすべて見ている僕も初めて見るものが多いこの大量のアイテムの中から僕の気になっていたアイテムを少しでもピックアップさせてもらえないかと尋ねると快くOKしてくれたので、急いで壮絶な量のアイテムからお目当ての物を選んだ。

事前にピックさせてもらえる場合を想定していろいろと考えてはいたのだが、実際に目の当たりにするとやはり楽しくなり決めるのに一苦労。

TENDERの場合よくあるのだが画面で見ていたものより実際に物を目の前にし、手に取ると数段に思っていたものより迫力がある。

やはりこういう物の良さとはディスプレイ越しでは分からんよなと思いながらも手を止めることなく黙々と選んでいく。

ようやく選び終えるとピックしたもの全て頂いても良いかと確認するとOKがもらえた。

 

 

 

無事一仕事を終えてほっとしたのもつかの間、お迎えの時間は迫って来ていたのでそのまま一緒に歩いて迎えに行くことに。

迎えに行く途中、町のさまざまな箇所を説明したり案内してくれた。

ストラウトという町はヒッピーやアーティストが多いらしくWILLIAMのお隣さんもグラフィックデザイナーだったり、テンダーのアイテムにペイントしてくれているのもこの町のアーティストらしい。

駅に戻り帰りの電車を待っているときお土産を持ってきたのに渡すのを忘れていたのを思い出したので慌てて電話したがもう遠くにいるから気持ちだけありがとうと言われ渡しそびれた。

今度日本に来た時はしっかり渡すね。

と、言うことで本当に少量なんですが近々またその時にピックしたインラインにはない特別なアイテムが店頭に並びます。

数は少ないのですが、いかにもTENDER Co.らしいアイテムですのでぜひ見てください。

 

 

STAFF INABA

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