ロック

 

こういう場のコンテンツなんて、長々とうんたら書いても写真だけ見れればそれで充分てのが大多数でしょう。

少し強がってみると、文章なんて必要のないものです。

スペックは何処からでも拾えるし、そう、写真だけ見れればそれで充分です。

 

自分がやっているのは必要のない事かもしれない。

どれだけ声を上げても届くかはわからないけれど、自分の感じた事は口に出して発信していきたいのです。

 

EESETT&Co. のクリエーションからは、商業的な匂いは一切感じない。

ロンドンパンクを背景に「アナーキーなデザイン」と、サヴィルロウ仕込みの「知識と技術」が洋服を介して結合し、挑発的なルックスなのに繊細に仕立てられている。

デザイナーである中澤さんが作っているものは、小枠のディスプレイからでは全てを理解するのは難しい。

 

何がどうなっているかわからないもの。

手に取ってみて初めて理解できるもの。

手に取って見てもらいたいもの。

 

今一番伝えたいものです。

 

EC化が発展し、現場に行かなくとも物が手に入る市場です。

更に流行りウイルスが拍車をかけました。

それでもそれはあくまでも手段やきっかけの一つに過ぎず、そういった媒体が現場での高揚感に勝る事は今後も無いと思います。

 

複雑なパターン・前衛的なデザイン・丁寧な処理・ 作り手が一点一点に込めたストーリーは、やはり手に取って、或いは着用を重ねてようやく理解が始まるものでしょう。

流動的な消費社会においても、愛着の湧ける洋服は、やはりこういった現場で感じた高揚感・人と人を通して手に渡った物です。

洋服屋として感じる喜びの天も、こうして自分の気持ちが伝わる瞬間です。

 

今回の別注企画は、口に出しても発信していきたいもの。

 

 

 

 

キッズパンツから着想を得たPrimary Jeans は、ゴム入りのウエストとタックが入り分量のある腰回りから鋭いテーパード 。

今回はそのブランドのアイコンとなっております当モデルを、様々な素材を使用しアソートで制作して頂いたワンオフの企画となりました。

 

 

 

 

 

 

 

使用される生地には、ビスポークテーラーの経歴を持つ中澤さんが持つコネクションから、FOX BROTHERS・HARRISONS・SCABAL・FINTEX・SMITH WOOLENS・KIMBOLTON等の英国ファブリックメーカーのヴィンテージ生地や、彼がスーツを制作する際に使用するオリジナルファブリックから選定して頂き、全てお任せのそれぞれ1点ものとして仕上げて頂きました。

刺激的なデザインは損なわず、且つよりテーラーとしての中澤さんらしく、EESETT&Co.の世界観を色濃く実体化できたんじゃないかと満足しています。

 

 

 

 

 

同じデザインにしても、生地が変わる事でジップを始めとしたギミックの見方が変わります。

その日、その服装に合う生地で数人のスタッフにはいて貰いました。

生地によって合わせる物も変えられるので、どれもいいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生地が全て異なる為、当初の予定より入荷が遅れてしまいましたが、ようやくお披露目ができました。

生地の種類と、それによって値段が変わるので、当分は店頭販売のみの予定です。

生地によっては冬物もございます。

勿論即戦力が嬉しいですが、アートワークとしてお考え頂ければと思います。

先日未入荷分も到着し、写真にはない素敵な生地も並んでいます。

ご好評につき、既になくなっている生地もございますが、漏れなくどれもかっこいいので、是非一度ご覧頂きたいです。

LOFTMAN COOP 京都店にて、お買い求め頂けます。

 

 

EESETT&Co.
Exclusive Primary Trousers
size : 30/32/34
price : ¥35,200- ~ ¥49,500-

 

 

ファッションや音楽・政治までものカルチャー全体に影響を与えた70年代イギリスのパンクムーブメントの様に、トレンドやルールに囚われたファッションの流れに中指を立てロックの精神で立ち向かう。

 

服が欲しいのか、名前が欲しいのか、話題が欲しいのか。

今一番伝えたい物は、効率性や利便性では図れないもの。

まずは実物を見て頂きたいです。

 

「テーラーの休日、庭の花に水をやる時、ガレージを整備する時、犬の散歩に着用するデニムパンツ。

色落ちしてクタクタになったジャージ気分で履いているそれに、仕事で上下分の生地を取れなくなったスーツ生地を充てがう。」

 

ロック、していきたいですねえ。

 

《お問い合わせ》
LOFTMAN COOP 2F
tel:075-212-5352
mail:coop@loftman.co.jp

STAFF COLUMN

あの時のレノマと今のレノマ

  COOP 京都店の三島です。 わざわざコーヒーを淹れ眠気を飛ばし、慌てて書き綴っているのは、ご紹介したかった商品が最後の1着になってしまったからで…

2022.03.14Detail>>