ENGINEERED GARMENTS 別注Pathfinder Jacket -INTEREVIEW-

ENGINEERED GARMENTS 別注Pathfinder Jacket

「ショートブルゾンを作ろう」
“ENGINEERED GARMENTS/エンジニアド ガーメンツ”へ別注を依頼するためのバイヤーミーティングは、この一言から始まった。
ベースとした形はスイングトップだったのだが、何度もミーティングを重ね出来上がった形は、スウィングトップともドリズラーとも違う、まさにエンジニアド ガーメンツらしいブルゾンだった。
スイングトップをベースとしながらも裾や袖のリブをなくし、ラグランスリーブではなくセットインスリーブとしたため、ドリズラーのような雰囲気だが、肝となるドッグイヤーカラーを残したことによりスイングトップの面影も残っている。”McGREGOR/マクレガー”のドリズラーでも、”BARACUTA/バラクータ”のスイングトップでもない、USとUKが巧みに融合したデザインとなった。
さらに、通常はドリズラーにもスイングトップにも付かないフラップドパッチポケットを付けることで、全体としてエンジニアド ガーメンツらしい面構えとなり、まさにこのブランドらしい、ありそうでない普遍的だけど変わっているデザインが完成した。また、クラシックなディテールを好むエンジニアド ガーメンツに対して私たちからのアイデアとして、現代における必需品であるスマートフォンを収納するためにポケットのフラップ部分が開口部となったモバイルポケットを設けてもらった。通常のエンジニアド ガーメンツのディテールとしてはありえないが、私たちの現代の生活に即した便利なディテールである。
幅広い季節に対応できることも重要だったため、通常のスイングトップには付くことの多い裏地をなくして一枚生地にした。また、今の私たちの気分を反映し、ゆったりとした大きめのサイズ感に仕上げてもらった。
これにより、春にTシャツの上からゆとりを持って着るもよし、秋冬に厚手のニットやパーカーの上から着るもよしと、サイズ感、生地感ともに夏以外の三シーズンの着用を可能にした。

 

汎用性の高いデザインゆえ、どんなスタイルにもすんなりと馴染むだけでなく、着る時期も選ばないためまさに万能な一着。
トラッドが好きな人も、ストリートが好きな人も、US好きもUK好きも、それぞれの好きなスタイルに落とし込んでいただければ幸いである。

 

 

今回の別注の発起人であるのは、すでに他Featureページでもお馴染みの弊社社長である木村真。
これまで幾度となく”ENGINEERED GARMENTS”に別注を依頼してきた彼だからこそ構想できた一枚、その真相を探る。

 

 

 

#1 -INTERVIEW-

ENGINEERED GARMENTS 別注Pathfinder Jacket-INTERVIEW-

 

Q.―2019年Fall/Winterシーズンの幕開けとなる”ENGINEERED GARMENTS”のロフトマン別注。久しぶりとなるブルゾンのエクスクルーシブアイテムですが、今回の別注に至った経緯を教えて下さい。

木村今回、別注の企画がスタートしたのは1年以上前まで遡ります。

3シーズン着用できるアンライニングのショートブルゾンを作ろうとバイヤー陣と色々案を持ち合い、大器さん(ENGINEERED GARMENTSデザイナー鈴木大器氏)の協力もいただき最終的にこのパスファインダージャケットにたどり着きました。

今までロフトマンで企画してきた様々な別注のアーカイブ的な要素も持ちつつ、今までになかったディテールをプラスして、エンジニアド ガーメンツとロフトマン両者の「らしさ」を表現できた新たな別注に仕上がったと思います。
今までにも数々の別注を依頼し、毎回納得いくものに仕上げていただきましたが、今回のモデルが私の中では一番の自信作。

エンジニアド ガーメンツを古くから知るミドルエイジの方にも、ぜひ着ていただきたいですね

 

ENGINEERED GARMENTS 別注Pathfinder Jacket-INTERVIEW-

 

Q.―アンライニングのショートブルゾンを作ろうと始まった今回の別注ですが、構想する上で何かテーマリングを設定したのでしょうか。

木村「British TradとUS Armyの融合」をテーマにデザインとディティールを構築しました。

例えばドッグイヤーカラーは”BARACUTA/バラクータ”から、フラップ付きポケットはG-1フライトジャケットから採用したディティール。
エンジニアド ガーメンツだからこそ、通常では混じり合わないこの二つの要素を上手く組み合わせることが出来たと思っています。

 

ENGINEERED GARMENTS 別注Pathfinder Jacket-INTERVIEW-

 

Q.―エンジニアド ガーメンツと言うと、バックボーンに沿ったディテールワークに定評があります。その中でも特にこだわった部分(ディテール、シルエットなど)はどのような部分でしょうか。

木村ドッグイヤーカラー、フラップポケット、ボックスシルエット、太めのアーム、ショート丈、一重、セットインなど大器さんに要望したディテールは様々ありますが、特にこだわったのが、iPhone XS plusがすっぽり収まるポケットです。

先にも挙げた両者「らしさ」の一つに、「機能性」という部分があります。

エンジニアド ガーメンツが表現してきたミリタリーやハンティング、その他様々な要素が持つ「機能性」と、私たちロフトマンが考えるNEW STANDARDになり得るような「機能性」。

昨今のライフスタイルをイメージした時に、必ずと言って皆様が携帯しているスマートフォンが収納できるポケットは、これからの洋服の新たなスタンダードになるのではないか、と思っています

 

ENGINEERED GARMENTS 別注Pathfinder Jacket-INTERVIEW-

 

Q.―本記事後半にもスタイリングをご紹介いたしますが、木村さんが皆様に提案したいスタイルを教えて下さい。

木村着方は本当に自由でいいと思うんですが、個人的には、襟のボタンを留め、ダブルジップを下から開けてAラインに着たいですね。

下から覗くインナーもアクセントになるので、よりレイヤリングを楽しんでもらえます。

袖も一重なので、暑い季節は袖をロールしてシャツ感覚でも着れますし、シーズンが進めばコートの下のミッドレイヤーとしても使えます。

スイングトップ、G4、Gジャンをミックスした感覚のジャケットなのでタートルネックににスラックス、足元はスニーカーなど、程よい抜け感のある上品なスタイルを提案したいですね。

 

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木村 真
株式会社ロフトマン 取締役社長

 

平成8年 ロフトマン入社。

京都三条詩の小路ビルのLOFTMAN COMの店長を経て、1999年LOFTMAN COOP京都店を立ち上げる。
2006年にはLOFTMAN COOP梅田店、2015年には初の商業施設への出店となるLOFTMAN COOP E-ma店を展開し、現在ロフトマン全体のディレクションを担う。

 

 

#2 -STYLING-

 

 

取り扱い店舗

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