本当は誰にも教えたくないもの / Le Yucca’s 編

 

10度目となる OLD TOWN ORDER EXHIBITION も無事に終えることが出来ました。

外出し難い時節にも関わらず、非常に沢山のご発注を頂き誠に有難うございました。

日本もまだまだ予断は許されな状況が続いておりますが、イギリスは日本よりも相当厳しい状況に晒されいる様です。

そんな最中に今回のオーダーエキシビジョンの盛り上がりには、OLD TOWNのウィリアムとマリーも非常に元気付けられた様です。

これもひとえに御発注頂きましたお客様のおかげでございます。

この場を借りてお礼を申し上げます。

今回はとても丁寧に作ってくれる事でしょう。笑

 

 

さてと、

日々現状は変化して行く中、洋服も既に秋と冬に向けた商品が動き出しております。

お問い合わせが非常に多い Le Yucca’s も姿を消してしまう前に今回のモデルの説明を少しだけ。

 

 

 

Y18711

 

こちらのモデルは、ディテールを少し変えながら幾度も展開させて頂いているスタイル。

今回はドイツの名門タンナーのボックスカーフを使用しながら、LOFTMAN らしく「グットイヤーウェルテッド製法」で仕上げていただいた。

“KARENA” というレユッカスが使用する木型の中でも最上位のボリューム感がありながら、パンツの裾からはとても綺麗なラインを見せてくれる木型を使用。

 

 

Y18711 + KARENA は、デザイナー自身もとてもこだわりのあるバランスである。

というのも、一度別の木型で制作を依頼したがピシャリと拒否のお言葉を頂いた。

この様な創り手ご本人のご意見は、バイヤーとしては非常にありがたく、最終的にはデザイナーの意思を尊重した。

(悔しくもあるが大概は創り手の意思を尊重したほうが良いものが生まれる。笑)

もちろん、「マッケイ製法」も選べるわけであるが、耐朽性といった点では安心感の強いグッドイヤー製法を選び、土踏まずの部分にも長時間はいても疲れにくくなる様にとカウンターを搭載し、経年変化が楽しみな Le Yucca’s に仕上げて頂いた

 

 

 

 

Y23214

 

こちらのサイドゴア型も二度目の展開である。

使用したレザーは、こちらもドイツタンナーのボックスカーフ。

やはりこのレザーが持つ特有の『ツヤ感と独特の張り』はサイドゴアブーツに非常に相性が良い。

木型は KARENA ではなく、初めての試みである “BALL” というボリューム感は意識しながらも、爪先や足の甲など全体の丸みを強調させたかったので、あえてこちらの木型を採用させて頂いた。

 

 

仕上がりは緊張感を残しながらもカジュアルさも少し匂わし、「ワークウェア」「ミリタリーウェア」などのカジュアルな装いにとても相性が良さげである。

そういった意味ではこちらも LOFTMAN らしくしあげて頂き、個人的には大満足である。

そして、

もちろんこちらも「グッドイヤー製法」である。笑

 

ここ最近はドイツタンナーのボックスカーフを気に入って使用しているが、
一言に「BLACK」と言ってみても、レユッカスは “ENZO BONAFFE” のお膝下である為、様々の一流タンナーのレザーを取り扱う。

BLACKを選ぶにあたっても、経年変化も意識して慎重に選ぶ事にしている。

個人的な感想としては、少ない発注でも請け負えるハンドの行程が多いイタリアのシューズメーカーの魅力の一つは、癖の違う様々な国の様々なレザーの特徴を掴みながら丁寧に仕上げられる事であると思う。

そして希少種から取れる「エキゾチックレザー」を贅沢に使用できる事などもやはり醍醐味で、靴に使用できるレザーの種類の多さも魅力の一つだと思っている。

(もちろん大金をつぎ込めば、である。笑)

大変高価である希少なエキゾチックレザーの選定やカッティングは、現在も巨匠エンツォボナフェ氏が鋭く厳しい目を光らしているらしい。

 

エキゾチックレザー、、、素敵な遠い世界の話である。

 

勝手な想像ではあるが、「ワークウェア」や「ミリタリーウェア」などの、大量に作られてきた歴史がある工業製品とはある意味では真逆であるレユッカスをスタイリングとしてまとめ上げる事ができれば面白いのかもしれない、、、

しかし僕にはそんな素敵なセンスは無い。笑

 

 

 

COOP KYOTO, BLOG 2F

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