本当は誰にも教えたくないもの / evan kinori 編

彼と初めて出会ったのは、4〜5年前であったと記憶している。
知人から「San Franciscoで熱い気持ちを持ってモノ作りに励んでいる若者たちがいて、おそらく中西君と気も合うと思うから会ってくると良いよ。」と勧めて頂いたのがきっかけであった。

その当時は今とはブランド名も違えば、モノ作りは3人で行っていて、AtelierもOaklandの汚い倉庫街にあった。

初めて会った時、3人の中でもEvan Kinoriは自分たちの商品の説明は案外あっさりとしているのだが、モノ作りに対しての「姿勢」や「音楽」「デザイン」などの話になると急に楽しそうに話し出す“真面目”な青年といった感じであった。
(しかしその反面スケートボードの腕前は相当のもので、スケートボードに乗っている時のは人が変わったみたいに無邪気になる(笑))

知人が予想した通り、数時間も経つとお互いの距離感はかなり縮まり、翌日も会う約束を交わした上、僕がSan Franciscoを離れるまでの間に数本のデニムを仕上げて僕のところまで渡しに来てくれたりもした。

今となっては良い思い出である。
さて、そんなEvan Kinoriが当時使っていたAtelierでは高額なアメリカの“Super Vintage”のサンプルよりも、日本の古い作務衣やアジア地域発祥の“洋服”とは呼び辛いサンプルが多く目に留まったのを覚えている。
その時のアメリカへの出張を最後に、僕はアメリカへの足が遠のいていて、ヨーロッパへ出張に行くことになり。また、一緒にモノ作りをしていた彼ら3人もチームを解散したという話を人づてに聞いた。

そして今、Evan Kinoriは一人でモノ作りをしている。
彼が一人でモノ作りを始めて数シーズン後、EvanからParisで展示会を行うから見に来て欲しいと連絡が入り、出張先のParisで見られるならと思いSan Franciscoで出会ったEvan Kinoriが作っている「evan kinori」をParisで見に行くことにした。

Parisの街で本当に久しぶりに再会した彼は、以前よりも体型がスマートになっており、「男前」な兄ちゃんへと変身していた。(笑)
なんと靴もスケシューではなくGUIDI&ROSELLINIをボロボロに履きこなしているではないか!
ショックであった(笑)
(Oaklandで出会った頃の外見は「ぽっちゃり体型」「ボサボサの髪型」「ぼうぼうに生えた髭」彼の風貌を見て、内心「スケーターって………嘘つくんじゃねぇよ。」と思い、「OLLIEしてみてよ!」と言い放ったのを覚えている。結果は当然…かなり飛びました(笑))

話が脱線してきたので本筋へ戻そう。

Parisで実際に彼が作った商品を見てみると、彼がOaklandのAtelierに集めていたサンプルの意味がよく理解出来る内容であった。
見た目は恐ろしくシンプルで控えめなのだが、アメリカだけでなく世界中のWork Wearをヒントに“柔らかな印象”に仕上げている。
まさにEvan Kinoriという人を表現したかのような洋服だった。

そろそろLOFTMAN B.D.とLOFTMAN COOP UMEDAの店頭に今シーズンの新作が並び始める頃かと思いますので、詳しくは店頭にてお聞きください。

 

色々と刺激を貰えたこともあって、久しぶりに仕事が出来そうなのでアメリカへ出張に行こうと思う。

そんな訳でしばらくアメリカへ行っておりますので、Blogの更新をサボります。
(実際、更新はお店にいなくても可能なのですが…(笑))
そして帰国後すぐに個人的に今シーズン非常に楽しみにしているEVENTを「THE INOUE BROTHERS」と組んで行う予定です。

これは個人的に本当に楽しみです。

個人的に(笑)