チーフバイヤー飯田のニューメキシコの旅4日目

この辺りから時差ぼけも無くなり、少しずつ英語にもなれてくる。
といっても英語は全く喋れませんが、、、。

 

この慣れてくる感覚と言うのは個人差はあるものの、喋れなくとも、この感覚が分かって来るとNOと言えると言うか意思表示を出来ると言うか、助け舟が無くとも完結出来ると言うか。

 

どちらかたと言うと僕も中西も気持ちでブツかって行くタイプの人間なので、何とかなるでしょ精神でコミニュケーションをとり、のちのちのサンフランシスコではお酒も入っていたのもあるが、自ら何だかんだとコミニュケーションを取ってたな!!と旅を振り返る。
日本人はどこか遠慮しがちで回りの空気を大切にしたり、気を使い過ぎたりと悪い事ではないがどこか日本人だなと海外へ行くと思う。
僕はアメリカ人のハッキリした性格は好きだ。自分の意見をしっかり持っている人と仕事がしたいし、そんな人に興味が湧く!!好きな事、嫌いな事、悪かった時しっかりと謝れる事、分からない事を分かないから教えてと言える事、自分の気持ちを相手に伝える事は勇気のいる事だ。

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弊社のスタッフも下は20歳の子もいる。年齢で言うと僕と18歳違う。育った環境も違えば、見て来たものも違うし、感じて来たものも違うであろう。
でも意思表現をすると言う事は、生まれたての赤ちゃんでさえする事なのだ。泣く事、それはとても大きい意思表現だと思う。
大人になって誰かが涙していると何事だって想うでしょ。彼女や友達が泣いていたらほっとけないですし。男だったら涙を流す事は恥ずかしいと思う事もあると思う。
でも何も言えなくて黙っている人程、恥ずかしい事はない。人と人とのコミニュケーションが少なくなってきている今だからこそ、海外へは行けなくてもせめて外へ出て欲しい。
新しい出会いを求め、見た事もない景色を求めて、自分の人生は一度きり。

 

僕の先輩がこんな言葉を言ってくれた事がある。

「飯田、お前の夏は後何回あるんだ!?」

「38歳何で、70まで生きたとしても32回ですね」

「もうお前の人生で夏は32回しかこねーんだぞ!!疲れたとか、眠たいとか、言っている暇があれば、海に入れよ」と。

僕はその言葉を聞いて、凄く人生は短いものだと感じてしまった。

ゆっくりしている暇はない。

 

時にはゆっくりする事も大切だが、ダラダラする事とは意味が違う。だからいつも何か悩んだ時や上手く行かなかった時この言葉を想い出す。
身体を動かす事、頭を動かす事で、人生チャレンジの連続。人生はドッキドキの連続なんだ!!

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さてさて余談が長過ぎましたね、今日ももちろん早起き。

昨日の晩はO氏イキツケのお店CHENSと言うチャイニーズレストランで晩ご飯を食べた。
やはり僕達日本人。お米が恋しくなる。
京都にもこのお店出して下さいよ!!と思う程美味しい。
みんなでシェアーするご飯は本当楽しく、今日の反省会も踏まえたトークとチンタオの数は言うまでもなくエンドレスに続いた。
そんな呑んだ朝程、お腹が空く。海外に来ると満腹中枢がバカになったかと思う程食べる食べる、又食べる!!海外出張は体力勝負!!
沢山食べる事に越した事はないが、日本に帰る頃にはウエスト回りが1インチ大きくなってる事は毎度事!!

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一発目はギャロップへ。この日からはベースをオースティンに移し、ギャロップ近郊とDICK・ELKINS TRADINGのDICKさんに会いに行く事に。
3時間強のロングドライブを終えると又またこんな場所にジュエリーSHOPがあるの!?ってとこに!!全く想像になかった場所にある。
写真には載せる事は出来ないが、バスケットコートはあろうかという大きさの箱の中にジュエリーがドーン!!オルテガでさえ圧倒されたが、ここもハンパない物量だ。

一個一個見ていては日が暮れてしまう。その中でも一番今回印象に残っているのが、ビンテージラグだ。
今から約100年近く前のラグ。その当時、ネイティブアメリカンは天然染めで糸を染め上げる為、色のムラ感、Pictorial(写実性のある図柄)等独特のオーラを放っていた。
壁に掛かっているラグを前にして目を閉じるとその歴史が僕に何かを訴える。前日に見たシップロックの影響も出ているのか、この日の感じ方は又違った様に思えた。伝統工芸品と言っても過言ではないナバホビンテージを皆様にも感じて欲しい。

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その興奮冷め止まぬまま、ギャロップの方へ足を伸ばす。
ここへ来ると少し小さな街に来たなと想像と一致して来る。車を止め街を歩く。街行く人々は顔が濃い人だらけ!!何となく僕の印象はネイティブの方達はしかめっ面顔に見えて来る。
夜ここへ一人で来るのは遠慮したいとこだ。ただお店のスタッフは皆ナイスガイ。日本人にも慣れているのだろう。
その後、コリーナ・ヤジーさんのお店でミーティング。僕の頭の中で作って欲しい物が出来上がっていたので20~30分で仕事の話は終了。
僕の中でサッとイメージが出来上がったものは今までの経験状いいものが出来上がって来る。コリーナさんも仕事が早く、帰って来て数週間で思っている以上の良いサンプルをバッチり挙げて来てくれた!!
是非2015S/Sのコリーナさんの作品は楽しみにしていて欲しい。

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コリーナさんは作品も素敵だが、お店もかなりセンスのいい空間を演出している。アメリカ人はその辺り僕の想像を超えて来るから、この海の向こうまで足を運びたくなるのだろう。
旦那さんのレイモンド・ヤジーさんは、ウン千万級のジュエリーを作ってられるとても有名なアーティストだ。ミーティングが終わった後すごく丁寧にレイモンドさんの作品を解説してくれた。
まぁ今の僕達には手を出せる金額ではないが、そんな憧れをもって今日も頑張ろう!!

 

そして今日の最終目的地、DICKさんの所へ。
まぁ初めて訪れたとはいえ、ここもまさに映画の世界。映画のロケ地へタイムスリップ!!早速DICKさんへご挨拶。
DICKさんはリアルカウボーイである。テンガローハットにオックスフォードのBDシャツタックイン、ラングラーのデニムセンタープリーツ入り。靴こそワークブーツであったが、デニムにセンタープリーツを入れて履いていたりとリアルを感じ取れる。

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O氏とDICKさんはもう十数年のお付き合い。終止このお二人が本当の兄弟の様に僕には移った事を又思い出す。
この大きいアメリカで大人の友情的な光景を目の前で感じれた事はとても感激だったし羨ましくも想った。
何歳になっても、男は大人の子供でいていいんだなぁ〜とお二人の笑顔を思い出し、自分自身十代を一緒に過ごした仲間の事を想った。青い春は死ぬまで続くであろうと。

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この日、DICKさんは僕達三人をお家へと招いてくれた。
DICKさんのお家はそれそれは素敵なお家で。ん〜、いやお家を通り越した牧場だったな。
写真で撮ったものを見るより、こうやって旅を振り返る事で写真じゃない僕が感じた映像がフラッシュバックの様に思い出す。
DICKさんが焼いてくれたステーキ、みんなで見たSUNSET、食事が終わった後DICKさんのお父さんのリアルカウボーイ話、夢のような現実を体感し初めてのNMでこんな素敵な時間をくれたDICKさんに感謝したい。
ニューメキシコに親父が出来た。本当ありがとう。

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その夜、僕は大きな大きなキングサイズベッドの中でリアルカウボーイの夢を見た。

BIGBIG THANKS TO DICK&PAPA