Life Over Life 生活の輪廻 vol.4 -番外編- “San Francisco”

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I want to make clothes that are both classic and contemporary – understated and unique at the same time.
僕はクラシックで、それでいてかつコンテンポラリーな服作りを目指している。
それは控えめでもあって、同時にユニークでもあるんだ。

 

I want the clothes I make to last a very long time, so that they become a powerful symbol of nostalgia in someones life.
僕自身、自分の作る服は長持ちして欲しいと思っているし、それが誰かの生活の中で強く記憶を呼び起こす物になれば良い、と思っている。

 

I like to use single needle sewing because it feels more human, and actually requires hands and care to be made well.
僕がシングルニードルを好んで使うのは、より人間味溢れる気がするし、シングルニードルは実際手間隙掛けた良質な物を必要とするからなんだ。

 

I use fabrics with a lot of character and story, so they help the design feel special and worth holding onto for many years.
使う生地にも色んな性格や物語があって、それらはデザインが特別で、長年手放せない価値があると感じさせる働きを持っている。

 

I want to make versatile designs, that can be worn by many different kinds of people – so that they can make these items part of their own style.
多くの様々なジャンルの人々に着て貰えるような、巧くて気の利いたデザインにしたいんだ。一つ一つのアイテムが彼ら自身の作るスタイルの一部になるわけだからね。

 

I make my patterns and samples to fit well and be comfortable – and they are sewn in California because that’s where I live, and I want to support the place I live.
着心地が良くて身体に馴染むパターンやサンプルを作ること、そしてそれら全てが、僕が住むカリフォルニアで縫われているということ。すなわち、僕が日々を過ごす場所を支えたいということなんだ。

 

Evan

 

To grasp evan kinori
Nostalgia

彼は衣服に宿る記憶、言うなれば一種の懐かしさをとても大事にしている。何かしらの思い出が数多く詰まったとても大事にされた衣服を、自身の人生の中で沢山見てきたからだろう。自分が気に入った服は毎日でも着たいはずだし、そうすると服に愛着が生まれる。少年時代をニューヨークで過ごす中で、彼は趣味としてヴィンテージ探しに明け暮れたそうだ。実際に存在する人が長く大事に着てきた結果生まれた記憶が宿る服。そういったヴィンテージを、彼は本当に価値があるものとして今まで集めてきたのだろう。

 

彼は服が持つ懐かしさを”nostalgia”と表現する。その服を持つ人が、それを着て何処に行っただとか、どんな人に会っただとか・・・。そうやって愛着を持って着た服にはたくさんの思い出が詰まっているのは至極当然のことだろう。加えて服好きならたまらない部分だが、その際の行動は使用感として衣服に表れる。

 

自分の服を、着る人の人となりを色濃く反映した”nostalgia”を感じさせる服になって欲しいという願いが、Evanの作る服を長く続く物に、シンプルにさせているのだろう。

 

 

Simple

“Hopefully my product appears elegant through its simplicity and comfort.(僕の作る服は気品があって、かつシンプルで、そして心地が良いモノであってほしい)”

 

彼の思う”simple”は、ただ単にデザインが控えめであったり、簡素であったりすればいいだけではない。もちろん、シングルニードルによる縫製や簡素化されたディティールに”simple”は強く現れている。ただ、愛着を持ってもらうためにはそれだけでは足りない部分がある。毎日着て、衣服の中に記憶を蓄積していってもらうためには、人々がその衣服を特別なモノだと意識する必要が少なからず存在する。そのための重要なファクターとして、彼はテキスタイルを重要視している。テキスタイルは服を着る人々にとってデザイン以上に意味を持ち、感情を揺さぶられる物である。よく観察することによって、その意味を再発見することの楽しみを知ってほしい。そんな魅力を感じることのできるテキスタイルが、彼の作る服には採用されているのだ。そういった意味を持つテキスタイルがあることによって、シンプルなデザインはより魅力的に、驚きのある物に昇華する。Evanの考える”simple”は、こうして完成の一途を辿るのだ。

 

 

Presentation for This Collection

 

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