2015-16A/W FASHION ISSUE Engineered Garments the COLLECTION vol.2

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vol.1 古き良き計算され尽くした洋服 底知れないエンジニアドガーメンツの魅力。常に充実したラインナップを毎シーズン、僕らに送り届けてくれるエンジニアドガーメンツ。それは計り知れない洋服への敬愛心や探究心という、スガタカタチに出来ない“心”そのものではないかと僕は感じる。我々、日本人にとって遥か遠い異国の大地“アメリカ”。その大地に“憧れ”という誇り高きスピリッツを持って、海を渡った一人の日本人。それこそが何を隠そうエンジニアドガーメンツのデザイナー“鈴木大器”その人である。何万キロも離れたアメリカという広大な舞台へ確固たる信念と強い拘りを持ち、降り立ったのは今から十数年も前のこと。青森県に生まれ、誰よりも洋服への愛情を注いだ彼だからこそ出来た圧倒的な行動力には心底脱帽させられ、尊敬という感情の二文字が脳裏を埋め尽くす。僕なんかの想像の範疇をいとも簡単に凌駕するであろうアメリカへの愛情と努力があったからこそ、今のエンジニアドガーメンツそのものが 存在すると言っても過言ではないだろう。輪廻の如く何周も何周も時代という三次元の題材の中で犇めき合いながら、常に“変化”を求められるファッション業界。その中において、どこまでも普遍的な定番と作り手の意図が巧みに感じられる新進気鋭のアイテムたちが混ざり合うエンジニアドガーメンツのコレクションは、まさに唯一無二の存在だと言えよう。今だからこそ言える。頭の先からつま先までをコーディネートするトータルクロージングブランドとしての確固たる地位を築くのは容易なことではない。常に、新たなるものへの欲求と向上心を抱えながら模索し続けなければならない。それもエンジニアドガーメンツという個性と存在意義を絶え間なく意識しながら。しかし、不思議なものだ。エンジニアドガーメンツのデザイナー・鈴木大器氏からそのような逆境や皮肉めいたものを感じさせられたことは一度たりとも無い 。鈴木大器氏を取り巻く情報や言葉の全てにおいて、むしろ楽しんでいるようにさえ感じられる 。それこそエンジニアドガーメンツが洋服というツールを使って体現している“魅力”なのではな いだろうか。ここからはエンジニアドガーメンツの洋服の話をしよう。エンジニアドガーメンツの洋服はワーク、ミリタリー、トラディショナル、アウトドアスポーツ、アメリカンカジュアルを指し示すこの四つの大きなカテゴリーのアイテムたちで主に構成されている。しかし、エンジニアドガーメンツの洋服は時に、その範疇を容赦なく超えて行く。それがまた堪らなく刺激的であり、男心を鷲掴みにする。本来であれば、上記で述べた大きな四つのカテゴリーに所属するであろう非常に細かなディテールや技術たちが、その枠組みを飛び越え、エンジニアドガーメンツというフィルターを潜り抜けた後、僕らの手元にやって来る。その瞬間、袖を通さずにはいられない興奮の衝動に駆られる。それはエンジニアドガーメンツそのものが持つ、魅力以外の何者でもない。更に欠かす事の出来ない魅力が一つある。それはエンジニアドガーメンツの各々の洋服に深々と刻まれる“Made in USA”の文字。これは現代において、一種の絶滅危惧種のような存在。その 存在を一人の日本人がニューヨークに事務所を構え、実際に生活しながら、アメリカの“イマ”を 体感し、過去のアメリカへ敬意を払いながら、携わっているということの意味を知って頂きたい 。“Made in USA”の響きにただただ憧れている訳ではない。Made in USAの全貌をしっかりと理解した上で、エンジニアドガーメンツなりに古き良き時代にアメリカで行われていた洋服作りを表現しようとしているのである。ただ、決して勘違いはして欲しくない。エンジニアドガーメ ンツがアメリカ製だから素晴らしいのではないという事実を。その先の答えは是非みなさまに直接、エンジニアドガーメンツの洋服に触れて頂き、感じ取って頂ければ幸いである。アメリカに憧れた日本人が、世界中から憧れられる存在へと変わっていく瞬間。そんな瞬間から広がるこれからを、僕は見てみたい。最後にみなさまに一つだけお伝えさせて頂きたい。今シーズンも、エンジニアドガーメンツの魅力を語るに相応しいコレクションアイテムたちがニューヨークから届いているという事実を。

 

 

B.D.

Re-born

    春がまた来る。 思いの詰まった、僕らにとっての青春。 それは、2-tacs。 約1年の構想期間を経て、遂に実現する新春特別企画。 あ…

2016.12.30Detail>>