EAST LONDON STORY Made by S.E.H KELLY in the British Special Interview and Speial Order

Paul VincentとSara Kellyによって、2009年にスタートしたイギリスのブランド、S.E.H KELLY。

S.E.H KELLYの洋服はベンタイルクロスやアイリッシュリネン、ツイードなどをはじめとした普遍的な素材を使って、熟練の職人や家族経営の工場、古き良きイギリスのメーカーが携わることで完成します。

”毎日着るためにより適した洋服を”という2人の想いの宿ったS.E.H KELLYの洋服はシンプルなデザインで、着込んでいくととても味わい深く、日常着として高いクオリティーを誇ります。

来る、3月18日(土)・19日(日)・20日(月)の3日間、S.E.H KELLYのPOP UP STOREを開催する事が決定致しました。

それに先駆け、今回のFEATUREページではQ&A形式でPaul VincentとSara Kellyのお二人にお話を伺った他、特別に製作して頂いたNARROW TROUSERSの全貌を明らかにし、さらには今シーズンのコレクションの一部を盛り込んだ、とてもボリュームのある内容となっております。

是非一度ご覧になって下さい。

 

 

 

 

 

 

 

S.E.H KELLY は 私たち2 人(Paul Vincent と Sara Kelly)が2009 年にスタートしたブランドです。

ロンドンのファッション業界で、もっとも最良であると思えるサヴィルローで10 年間働きました。

サヴィルローは素晴らしい職場でした。

日々、心に強く響くものがありました。

ひとつはそのハウスの歴史と名声によって、テーラリングの技能を持つ同業者の、

国内の最高の工場と製作所のいくつかと仕事をする特権が与えられたことです。

レーベルを立ち上げたのは、その経験を踏まえて

「毎日着るためにより適した洋服をつくるために」でした。

出会った全ての専門家とそれら新しいものを作り上げたいと思っています。

私たちはイギリス諸島のメーカーで作られた独自の品質を提供するブランドを立ち上げることを決めました。

英国の工場から生まれた生地を使って英国で作る洋服、

それが、S.E.H KELLY のブランドの発祥です。

 

 


2009年にブランドがスタートして以来、今年で9年目を迎えられます。
スタートから現在に至るまで、モノづくりに対する姿勢や心境など、今の気持ちを率直に聞かせて下さい。

 

私達のブランドはシャツ、オーバーシャツ、ジャケット(ワークスタイルのものでした)とトラウザーそれぞれ1型ずつのコレクションから始まりました。振り返ってみればとてつもなくシンプルなセレクションですが、どれも今のコレクションの基盤となっています。
トラウザーはナローとスタンダードタイプに広がり、更にはプロパーとスリムタイプへ。シャツは新しいシャツからオーバーシャツ、そしてリバーシブルのオーバーシャツへ。コレクションの多くのアイテムがこの最初の’種‘からどんどん育って来ています。ドンキージャケットやトップコート、ピーコートの様に、時に全く新しいシェイプやスタイルも発表しますがプロポーションやポケットの位置などを慎重に決め、どこか今までのコレクションとリンクするように努めています。生地についてだと、最初は2,3種類しかありませんでした。コットンツイル、ブラッシュドウールコットンのシャツ生地、West Yorkshireからのウールカシミアなどでしたが3つの工場としか取引はなく、今では毎シーズンその5倍10倍の数の工場と繋がるようにまでなりましたが、全て英国諸島内にあるメーカーです。工場と仕事をしていると時々他の工場の話が出たりするので、前の部分で少しお話した、デザインがそうである様に生地のバリエーションも広がっていったのかもしれませんね。
それってすごくオーガニックな広がり方ですよね。
ボタンはS.E.H KELLYを始めた初日から変わっていません。ホーンボタン。
(あ。2010と2011にちょっと浮気したコロゾボタンを除いてはね。)

 

ロフトマンで取り扱いをスタートしてから6年目となりますが、改めてロフトマンの印象を教えて下さい。

 

2015年に日本へ来た時に何件か直接ショップに行ける機会があり、本当に嬉しかったです。
LOFTMANさんでとても印象深かったのはスタッフさんとそのチーム感。
それってどのお店にとっても一番大切な事だと思っています。良いチーム感は、居心地の良い空間を生み、それは時が経つにつれてブランドと消費者の強い関係の構築に繋がります。LOFTMANさんは私達が知る中でも、とても良いチーム感にあふれている、そう強く感じるお店でした。

スタート当初から変わらず、”Made in the British Isles”(純英国諸島製)を貫くモノづくりをされています。歴史あるファクトリーや熟練の職人の方とお二人がモノづくりをする中で生じたギャップや苦労話などはありますか?

 

英国諸島の端の端にある小さい島々を訪ねるのに、電車やボートに乗って沢山のアドベンチャーをして来ました。

The Outer Hebrides (アウターヘブリディーズ)へはリネンを。

The Inner Hebrides(インナーヘブリディズ)へはオーガニックツイードを。

かと思えば、アイルランドの小さい端にドネガルツイードを求めに。

ブラス工場で溶炉から3歩離れた所に立ってみたり、イーストロンドンで若いウィーバーが鋳鉄のDobcross Loom(ドブクロス織り機)を自分で組み立てるのを見たり、雪の降る夜にランカシャーのジャージー工場で帰れなくなったり、イングランド南西にあるコッツウォルズの丘を‘あるはずのない’工場を目指して何時間も歩いたり。(何年も前にそこは廃業してたんですが。翌日にわかったんですけど。)
私達の生活と仕事は平凡な日常の中でも常に絡まりあっていて、英国諸島の小さきテキスタイル産業が持つ個性溢れたストーリーをピックしていっています。

毎シーズン、新しいファブリックを開発されていますが、今回別注させて頂いたNARROW TROUSERSの素材である、NORTHERN IRISH SHOWER-PROOF COTTONもその1つ。開発の経緯や生産背景、素材の特徴を教えて下さい。

 

NORTHERN IRISH SHOWER-PROOF COTTONはとても上質でハリのあるコットン。
新品のうちはキレイでスマートさを感じますが時が経つにつれてまた新しいキャラクターが生地感に出てきます。風や雨にとても強い素材ですが、いわゆる‘ハイテク感’のあるテクスチャーには見えません。その生地が持つ本来の目的を覆したり、取り入れてみたりして新しいものを作り出す事が私達の野望だったりします。

ポップアップストアの開催にあたり、先の質問にもちらっと話はでましたが、今回別注というかたちでNARROW TROUSERSを製作して頂きました。ロフトマンでS.E.H KELLYを取り扱うにあたり、素材が変わりながらほぼ毎シーズン店頭に並んでいた、とても思い入れのあるモデルです。そもそもこのモデルはどうようにして生まれ、お二人にとってどのようなパンツですか?

 

NARROW TROUSERSはそのシンプルさが魅力。
色々な意味で変更を加えるのが難しいスタイルです。
様々な異なるタイプの人に似合う、特に日本ではそう感じます。
ナロートラウザーを発表してからも様々な違うスタイルを毎回コレクションに取り入れていますが、ナロートラウザーの人気は揺るぎないようですね。

そんな別注のNARROW TROUSERSと共に、LOFTMAN COOP E-MA店の別注のTricker’sも合わせて発売します。S.E.H KELLYのコレクションのルックを見ていると、度々Tricker’sを履かれていますが、お二人にとってTricker’sとは?

 

Tricker’sはとても良く知っているブランドですし、トラウザーを作る時だけでなくジャケットやニットウェアを作る時も頭の中で合わせたりしています。デザインをするときにあのシューズのシルエットが常に頭に出てくるんですよ。

もっと艶っぽいシェイプや細めのもの、ブーツやローファーを好む人もいますが、(もしくは全部)トラディッショナルで、この先もさほどブレない私達にはラウンドシェープのTricker’s が良いんです。

タイムレスですし。

ファッションという点では流行りがあったり、そこから外れたりとありますが、時代に左右されないのがまた好きな所です。

今後のS.E.H KELLYによるシューズの展開の予定はありますか?

 

いやいやっ。靴はエキスパートなTricker’sに任せますよ。

最後に、このインタビューをご覧になって頂いているお客様へ一言お願いします。

 

読んで頂いてありがとうございます。
私達二人はロンドンで平凡でシンプルな生活を送っています。
チームもなければマネージメントもなく、リアルな‘ビジネス感’はゼロ。
ただSaraとPaulだけで8年間働いて来ました。今、私達の商品が素敵なお店に受け入れて頂き、サポートして頂いているのは本当に嬉しく誇りに思っています。

 

 

先のQ&Aでも登場していた通り、今回のPOP UP STOREでは別注のNARROW TROUSERSを発売します。

そもそもNARROW TROUSERSとは、ロフトマンでS.E.H KELLYを取り扱うにあたり、素材が変わりながらほぼ毎シーズン店頭に並んでいたモデル。しかし、残念ながら今シーズンから廃番となってしまいました。

POP UP STOREを開催するにあたり、

「僕らにとって思い入れの深いNARROW TROUSERSを店頭に並べたい!」

という、素直な想いをお二人に相談したところ、快く引き受けてくれて製作の実現した、まさに僕らだけのスペシャルピースです。

ファブリックには今シーズンから新たに登場した、NORTHERN IRISH SHOWER-PROOF COTTONを採用。

天然素材ながらとても水に強く、VENTILE並みの機能性を誇ります。 NARROW TROUSERSのスッキリとしたシルエットは穿くたびに癖になり、同時にNORTHERN IRISH SHOWER-PROOF COTTONならではの風合いの変化も楽しんで頂けます。また、随所のディテールも素晴らしく、内側に施されたパイピング処理やフロントに使われた天然のホーンボタンなど、サイレントながらとても見所満載の一本です。

 

 

 

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