本当は誰にも教えたくないもの / COMME des GARCONS JUNYA WATANABE MAN編

この時期になると来季2017 – 2018FWの仕入れに頭のチャンネルを入れ替えます。
しかし、やはり気になるのは今月の中旬には店頭に並んでいるであろう「COMME des GARCONS JUNYA WATANABE MAN」の2107SSのCollectionなので、僕がコメントするのも恐縮なのですが、今回はその辺りの話にお付き合い下さい。

 

思い返せばここ数シーズンでCOMME des GARCONS JUNYA WATANABE MANには少し変化があったように思う。
個人的には2013SSのCollectionで「Tailoring」のテクニックを贅沢に盛り込んだCollectionを発表してからというもの、“変化”というのか“進化”というのか、何かが変わった。

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それまでそんなイメージが無かった為、正直面を食らったCollectionだった

当然毎シーズンCollectionは変化するものなのだが、COMME des GARCONS JUNYA WATANABE MANに関しては“単一”の洋服がメンズ的な要素で毎回“進化”をしていく。
これはあくまでも個人的な感想なのだが、単一の洋服を見ると前シーズンからの“応用”“進化”があり、そして新たな挑戦的要素が混ざっている。それもいつも見事に“メンズ好み”にだ。
僕はモノを生み出す側の人間ではないのでよくは分からないが、“Fabric”“Color”“Pattern”“Sewing”が洋服を構成していく上で最もシンプルな要素だろうと思っている。。ちなみに個人的にここ最近は“Sewing”が非常に興味深く、気になっていた要素で……
と、脱線気味の面倒な話はこの位で置いておこう…

 

ストレートに言えば、僕が毎シーズンCOMME des GARCONS JUNYA WATANABE MANのコレクションを楽しみにしているのは、毎回必ず「ワクワクドキドキ」させて貰えるからだ。
一人目のモデルが歩き始め、「やばい…今回はついて行けないかも……」とネガティブな気持ちになる時もあるが、やはり痺れるような感動を受けることばかりだ。
そして毎回Parisの宿泊先にShowのInvitationが届けられるのだが、一晩届いたばかりのInvitationを眺めながら、翌朝のShowを楽しみに物想いにふけりながら眠りにつく。

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ちなみに前々回は「鉄腕アトム」だった……
流石にこれには恐怖した(笑)
(実際にShowを拝見し、納得はしたのだが)

これから始まる2017SS Collectionは確か「TATOO(刺青)」だった。
ここでも僕は再び恐怖した(笑) ……が

 

実は数年前に少しの空き時間を使ってかの有名のParisの国立民族学博物館「Musee du quai Branly」(ケ・ブランリ美術館)を訪れた際、「TATOO」をテーマに特別展示されたコーナーがあった。

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ここがMusee du quai Branly
緑に囲まれたとても美しい美術館である

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TATOOの特別展示…
こんな展示が他にも色々とあった

が、そこに辿り着くまでに、膨大な数のPrimitive Artを満喫していた為に疲労がピークだったのでその時はそれほど気に留める事なく流した。

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興味深く、素晴らしい数々の展示に時間も忘れて見入っていた

まさか数年後にその時の経験が生きる事になるとは驚きで、「TATOO(刺青)」に対してこれまでとは違う受け入れ方が出来た。
(前回のBLOGの「E.Tautz」でもそうなのだが、なんだかいつも紙一重で繋がりながらやってきている感じで、たまに考えると「ゾッ」とする!(笑))

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さて、個人的な話だが、僕は銭湯や温泉がとても好きである。
何度かそういった場で洋服を脱ぐなり数秒もたたずに連れ出される知人を見る機会がある。
否定も肯定も全く無いのだけれど、「5分だけ…」「体だけ洗わせて!」と願う姿には僕も心を痛める。
(それを横目に僕は悠々と満喫する訳だけれど…)

今月、2017 – 2018FWのCOMME des GARCONS JUNYA WATANABE MANのCollectionが発表される。

今回も、とても楽しみである。
今度は一体どんなInvitationが届けられるのだろうか…