本当は誰にも教えたくないもの / E.Tautz編

前回のBLOG更新から一ヶ月ほど日にちが経ってしまい2016年最後のBLOG更新となりました。

最後位は洋服の話から少しそれても良いかと考えていましたが、そこはやはり今年最後のBLOGも洋服の話題で締めくくろうかと思います。

 

「E.Tautz」というブランドをご存知だろうか。
恐らく年明け頃には店頭でも紹介させて頂く事になる新しいブランドである。

数シーズン前に出張でLondonを訪れた際まで遡るのだが。知人から「Mayfairに良い感じのお店があるから行ってみたら?」とオススメされてこのブランドの直営店へ足を運んだのが出会いである。

その当時は実際にお店を訪れるまで予習も何も特にしていなかったので、セレクトを強めた“ANDERSON&SHEPPARD”のような感じだろうか…など勝手にお店の事をイメージしつつ、自分の買い物がてら / 話のネタ位のつもりで足を運んだ。
もっと言えば、そもそもの話、既にMayfairに直営店を構えるほどのパワーを持ったブランドを自分がどうこう出来るものなのだろうかと、仕入れるつもりが全く無かった上に、実際にお店にお邪魔をしてみると、そのシーズンはやたらと発色の良いPinkやBlueが目に飛び込んできて、Tailor仕立てのジャケットにそれらを合わせて着るといったイメージだった。
正直この時は「う〜〜む…」という感じ……
仕入れの話どころか自分の買い物もせず、歩き疲れていたこともあって、そそくさと退散した記憶がある。

それから数シーズンが経ち、知人の英国人から日本に観光に行くからアテンドをして欲しいという連絡が入った。
てっきり知人一人だと思い込んでいたのだが、当日待ち合わせの場所には彼ともう一人感じの良い「兄ちゃん」がいた。
いきなり目に飛び込んできたのはその彼が穿いていたOliveのWide Trousersだった。良い感じにフェードしていた。

そのフェードした感じを見て、はじめは古着かなと思っていたが、どうも少し違う。
どこのパンツか尋ねてみると「E.Tautz」という答え。
まさか既に記憶の片隅へと消えていたブランドの名前を聞くことになるとは思いもしなかったが、僕は会話を盛り上げるために「あー!僕も行ったことあるよー。」と…そして話を合わせる為に(そそくさと退散したことは内緒にして)「カッコーいーよねー。」とか適当に受け答えをしていたが、内心では「あれ、こんな良い感じのパンツあったか?」「しまった見落としていた!」と自分が情けなくなってしまっていた。
さらに話をしていると、どうもその彼は「E.Tautz」のお店の店長をしているそうで、LOFTMANでも展開出来るのか聞くと、「是非展開して欲しいから掛け合うよ!」との事だった。

彼らが英国に帰国した後、展開が可能なので7月に来て下さいとの連絡が入った。そしてなんとその時にと「Savile Row Tour」も計画してくれたのだった。

展示会の当日は大きなストライキに遭遇してしまったが、E,Tautzの方々はわざわざ僕の為にコレクションをパッキングするのを1日待ってくれた。
後から聞いたがその日のうちにParisへ送る予定だったそうで、本当にとても良い人達である。

 

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コレクションはほぼ全ての製品にイギリス製を貫いており、イギリスらしい男っぽさを確実に残しながらルーズで柔らかなテイストもツイストさせ、尚且つそれが上品に仕上がっていた。

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その後、数年前はそそくさと退散してしまった店内で自分の買い物にテンションを上げていると、あっという間に時間が経ち、「さぁ!Savile Rowを案内するよ!!」との事、何せ夢中になっていたので、正直もう少し買い物をしていたかった…
が、後ろ髪を引かれながらお店を後にした。

(商品の詳しい説明は店頭入荷後、店のBLOGにてご紹介させて頂けるかと思います。)

さて、7月の海外出張ではやたらとモノ作りの現場を見学して回ったが、ここ(Savile Row)は今でも仕立て屋の通りで、Tailoringの現場はやはりそれまで見てきたモノ作りの現場とは違っていた。

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何枚か写真を撮ってきたのでご覧下さい

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「E.Tautz」は元々は実際に存在していた“Tailor”の名前で、なんと1800年代から存在している。
そのDNAを現在でも引き継いでおり、しっかりと伝統的な“Tailoring”の技術を用いた商品もある。

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その後、帰国してみると弊社のスタッフが数名、すでに(フライングして)個人で買ったのであろうと思われる「E.Tautz」を店頭で自信満々で着用している姿を目にした。

なぜか僕は心の中で舌打ちしたのだった。

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最後になりましたが、このBLOGを読んで下さっている皆様、2016年も僕の下らない内容のBLOGにお付合い頂きありがとうございました。

2017年はもう少しまともな文章でお伝えする努力をさせて頂こうと思っております。また、来月から海外出張に行くのですが、そこでの新たな出会いと笑いを皆様にお伝え出来ればと思っておりますので、どうぞ2017年も宜しくお願い致します。

それでは皆様良いお年をお迎え下さい!

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BUYER NAKANISHI, text, 出張

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