本当は誰にも教えたくないもの / F.LLI Giacometti編

今回も「BANANATIME」についてご紹介させて頂こうかと思ったのですが、あまりしつこく伝えてしまうとこのBlogのコンセプトにも似つかわしくないかと思いまして、違った内容にしようかと思います。
少々お付き合い下さい。

 

今シーズンはこれまでより「Italy」のモノ作りに注目したシーズンとなっている。
思い返してみると、そのきっかけとなったのはF.LLI Giacomettiの靴かもしれない。
”手仕事”と”機械仕事”が程よく混ざり合ったF.LLI Giacomettiの靴を見て今までより少しだけItalyのモノ作りに興味を持った。
これまで”Work””Military””Sports&Outdoor”など合理性を求め簡素に量産されたモノに惹かれる事が多かったのだが、もう少しだけ”作り込んだ”モノにも魅力を感じたのだった。
(後になって知る事になるのだが、Italyも北部と南部で随分と違いがある。当たり前だがItalyと言っても様々なのだ。)

その中でF.LLI Giacomettiに依頼した別注は、ルックスは往年のAmerican Bootsの名品だが、その内容はといえば全く異なり丁寧に作り込まれたBootsを依頼した。
すでに店頭に並んでいる「Salvatore Piccolo」のShirtや「Rota」のTrousersなども頭の中のチャンネルは同じである。

当たり前の事だけれど、これまで慣れ親しんできたディテールでも全く違ったものに仕上がる。

話は少し脱線するが、数十年前の海外の名作とされる映画を見ていてふと思ったことがあった。
『今の僕より年齢がひとまわり位若い連中の設定の話が多い』……そのままのスタイリングを僕がするのは少々難しいな。という事だ。(勿論、どのようにコーディネートするかは自由である)

しかし、自分の中で”永遠”の名盤や名品というのは確かに存在しているので少しだけ工夫をしてみた次第だ。

”手縫い”されたCasual Shirt

”立体的”でベーシックなTrousers

”Vegetable Tanning”+”手縫い”を施したWork Boots

などなど。

 

少しのことでまったく違ったモノになるから興味は尽きない。
そしてスタッフ内で商品を挟んでミーティングをしていると、シャツが小さいとの意見が上がり、僕は慌ててそちらの店舗へ行った。

まったく「いやいやいや……」である。
せっかくPleatsを敢えて入れず手縫いの箇所を多く仕上げているのに…
すぐにシャツの背中を浮かせながら、Drop Shoulderの洋服並みに肩を落として合わせている姿が思い浮かんだ。(オーバーサイズで合わせるアイテムの勢いたるや恐るべしである…)
これはうかうかしているとVegetable Tanningのレザーを使ったWork Bootsも今にMink Oilを入れられて”ギトギト”になってしまう恐れがある…と思い飛んで行ったのだった。

勿論、Fashionは自由なものなので、どのように着てもそれは本当に自由だ。
そう思ってはいるものの、頭の固い僕はスタッフに説明だけはさせて頂いた。

ちなみに個人的には今年は”脇汗”がセクシーに感じる位のサイズ感が気分である。(笑)

慣れ親しんだようなデザインも、環境などを敢えて変えればまた違ったモノに仕上がるのだと改めて実感した。
P.S.
何度も言いますが、BootsもShirtもTrousersも、勿論そのほかの洋服も、自由な発想で自由にスタイリングして頂くのが最高ですし、一番です。

 

BUYER NAKANISHI, text, 出張

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